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タイ陸軍首脳が大挙深南部へ、銃撃・爆破相次ぐ

2007年10月30日(火) 11時28分(タイ時間)
【タイ】タイのアヌポン陸軍司令官は30日、副司令官、司令官補、第1、第2、第3管区の司令官ら陸軍主要幹部のほぼ全員をともない、深南部視察を開始した。これに合わせるように深南部では発砲、爆破事件が多発し、27日から30日朝までに住民、兵士ら20人以上が死傷した。

 27日にはナラティワート県の市場で爆弾が爆発し、女性1人が死亡、十数人が重軽傷を負った。また、別の市場では買い物中の兵士2人が複数の男に取り押さえられた上、至近距離から発砲され、1人が死亡、1人が負傷した。隣県のヤラーでは同日、シリキット王妃のプロジェクトであるモデル農場前の農道で男性の首なし死体がみつかった。

 29日夜から30日朝にかけては、イスラム教徒の20代の夫婦、仏教徒の親子ら8人が銃撃を受け、4人が死亡した。

 深南部ではタイからの独立を目指すイスラム過激派と治安当局の抗争が激化し、過去4年に約3000人が死亡した。昨年9月のクーデターで発足したスラユット政権は、過去のイスラム教徒住民弾圧を謝罪する一方、数百人規模のテロ容疑者逮捕を進めている。
《newsclip》