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タイ国鉄のスト中止、経営側が要求飲む

2007年10月31日(水) 21時10分(タイ時間)
【タイ】タイ字紙タイラット(電子版)によると、タイ国鉄(SRT)の労働組合は31日夜、運輸省、SRT経営陣との協議の末、ストライキの中止に合意した。経営側は、民間鉄道会社がSRTの線路を使った貨物輸送に参入した場合、SRT職員を優先し雇用する方針を確認。労組が指摘した汚職疑惑の調査も約束した。

 タイの国営企業ではストが禁止されているため、SRT職員は31日に一斉に病欠したり職場放棄する形で列車の運行を止めた。事前通知がなかったことから、通勤、通学客ら約2万人と貨物輸送に影響が出た。

 労組は、11月1日の日本・タイ経済連携協定(JTEPA)発効を受け、SRTが貨物部門の民営化を計画していると主張。経営陣の退陣と民営化の撤回などを要求していた。

 SRTは鉄道の総延長4300キロ、職員数2.6万人。運賃を低く抑える政策のため慢性赤字で、2005年10月—2006年3月決算は総収入44億バーツ、最終赤字26.7億バーツだった。06年3月末で累積赤字349億バーツ、負債669億バーツを抱える。
《newsclip》