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マレーシアで選挙改革求め大規模デモ

2007年11月12日(月) 21時09分(タイ時間)
【マレーシア】マレーシアの首都クアラルンプールで10日、野党や市民が選挙制度改革を求める大規模デモが起き、警察当局は集会許可を得ていなかったなどとして、催涙弾などでデモ隊を実力で排除した。地元メディアによれば、デモには3万人が参加した。

 野党は大規模デモ強行で久々に存在感を見せた。野党は与党有利の選挙制度改革や有権者名簿の「幽霊有権者」の排除を強く迫った。マレーシアでこれだけ大規模なデモが起きるのは、マハティール政権下の1998年にアンワル元首相が解任されて以来で、極めて異例。

 デモは「清潔で公正な選挙を目指す連盟」(Bersih)が主催し、人民正義党の精神的リーダー、アンワル元副首相をはじめ、民主行動党のリム・キットシアン(林吉祥)党首、全マレーシア・イスラム党のハディ・アワン総裁ら野党リーダーがそろって出席した。

 黄色のシャツを身にまとった群衆は「改革」を叫びながら、市内をイスタナ・ヌガラ(王宮)までデモ行進し、アンワル元副首相が国王に選挙制度改革を求める文書を手渡した。デモ主催者によれば、鎮圧の過程で7人が警察に殴打され、入院した。警察側の発表では245人が逮捕された。

 これに対し、アブドラ首相兼国内治安相は「政治に王室を引きずり込むものだ。王室は野党の政治的なわなには落ちない」などとして、強い不快感を表明したが、動揺を隠せずにいる。
《newsclip》