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メッキ用薬品製販、OKUNO-AUROMEX (THAILAND)

2007年11月19日(月) 23時14分(タイ時間)
——メッキ用薬品を取り扱うようになったきっかけは?
 弊社はもともと、メッキ関連資材を扱う商社でした。約30年前、創業者で先代である父が、表面処理関連展示会にて、奥野製薬工業(本社:大阪)の社長と知り合ったことにより、同社のタイ国代理店としてスタートしました。当時は自動車も家電も部品を含め輸入が多く、メッキ用薬品市場はいたって小規模。二輪車関連メーカー、メッキ工場への販売がほとんどでした。

——現在は自社製造されていますが?
 10年前、輸入販売で培ってきたノウハウを駆使し、さらに奥野製薬から技術供与を受け、自社製造に乗り出しました。工場はバンコク近郊のバンプー工業団地で、プラスチックメッキ用処理薬品、鉛フリー無電解メッキ液、クロメート剤などを製造。自動車部品やハードディスク部品の表面処理メーカーなどに供給しています。取り扱い製品の55%は現地製造品です。

——奥野製薬の資本参加について
 同社のタイ代理店という位置付けでしたが、資本参加を受けて現地生産品目、技術交流を拡大することになりました。今年の9月からは、同社の日本人技術者が常駐。それを機に、これまでの社名「タイ・オーロメックス」を、「奥野オーロメックス(タイ)(OACL)」に変更しています。

——品質維持で難しい点は?
 メッキ用薬品は、開発、原材料選定、製造、管理と、全ての工程が難しい製品です。特に最近は、欧州連合(EU)による特定有害物質の使用を制限する「RoHS指令」や自動車のリサイクルに関する「ELV指令」などを受け、環境対応型の製品開発が求められます。規格が変われば製造方法や管理方法も変わり、さらなるノウハウ・技術が求められます。この辺りが難しい点でしょうか。

——どのように対応されていますか?
 質量分析装置(ICP分光分析装置)、走査型電子顕微鏡(SEM-EDX)などといった分析機器を揃えたラボを、社内に設けています。最近、拡張工事を終えました。奥野製薬にとっては、製品を日本に送ることなく、タイ現地製品の分析が可能なことから、大きな強みです。現地生産の場合、原材料は自ら選定しますが、奥野製薬のQC(品質管理)基準に合致しているか検査し、製造します。品質的には国際水準の製品という評価をいただいており、特に黒色三価クロメート剤などは、日本でもタイでもトップシェアを誇ります。

——それぞれの基準のほか、顧客にもそれぞれのニーズがあると思いますが?
 そのとおりです。日系のお客様を例にとってみても、一昔前はJIS(日本工業規格)の基準をクリアすれば対応できていた面がありましたが、現在はメーカーが独自の規格を設けており、個々に対応しております。顧客ニーズへのきめ細やかな対応、それに合わせた製品のマイナーチェンジは、奥野製薬のコンセプトでもあります。弊社の強みは、タイ人への権限委譲が進むメッキの現場に対し、日本人・タイ人技術者双方から技術サービス、トラブル対応が出来ることです。

——事業拡張などの計画は?
 「タイでタイの顧客ニーズにあった製品開発」を行なうため、ラボ内にすでに製品開発部を発足させています。工場も拡張工事に入っており、近々完成の見込みです。自動車部品メーカー、ハードディスク部品表面処理メーカーなどのほか、今後はプリント基板市場などへの食い込みを狙います。奥野製薬との事業協力強化により、お客様へのサービス、品質のさらなる向上を図れるよう努力、国際基準に適した、顧客のニーズに合った製品を開発していきます。売り上げ的には2007年10億円、来年は30%増の13億円を目指します。

——ありがとうございました

OKUNO-AUROMEX (THAILAND) CO., LTD.

バンコク本社
住所:23 Saladaeng Soi 1, Rama 4 Rd., Bangrak, Bangkok 10500
電話:0-2233-3287, 0-2233-7935?6, 0-2238-3058?9
ファクス:0-2236-2692, 0-2237-1563

バンプー工業団地内工場/ラボ
住所:392 M.4 Sukhumvit Saikao Road, Samutprakarn 10280
電話:0-2323-1322, 0-2709 3418
ファクス:0-2709-3419, 0-2709-3581

Eメール:ueno@okuno-auromex.com (担当:上野)
ウェブサイト:www.okuno-auromex.com
《newsclip》