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シパノン・サームチャイ医師

2007年11月20日(火) 10時54分(タイ時間)
Dr. Sippanont Samchai

 バンコク出身、タマサート大学医学部卒業。タマサート大学付属病院、プラモンクット・クラオ病院を経て、2007年7月から東部チョンブリ県のパヤタイ・シーラチャー総合病院神経内科に勤務。専門は神経系統。

——神経内科で治療するのはどんな病気でしょうか?

 神経内科では脳や神経に関わる病気を治療します。主に脳梗塞やパーキンソン病などです。これらの病気の症状は、頭痛、ふるえやしびれ、視覚障害、手や足に力が入らない、身体の片側半分が動かせなくなるなど、様々なものがあります。

——症状はどのように起きるのでしょうか

 症状も初期では短時間でおさまる事が多く、病気だと気付く患者は多くありません。しかし症状は再び起こり、頻度を増しながら患者の健康を損なっていきます。しびれやマヒを感じたらまずは医師の診察を受けることをお勧めします。医師は患者の病歴や生活習慣などから症状の原因を探ります。早期に治療を始めることにより、薬で症状を抑え、脳梗塞や脳出血につながる危険を回避できるからです。治療を始めないまま言語障害や意識障害といった重度の症状が現れ始めたら、一刻を争います。そうなる前に、必ず医療機関にご相談ください。

 原因不明の激しい頭痛は、脳腫瘍か脳出血のおそれがあります。夜眠れないほど痛む、吐き気、視覚障害、言語障害、嚥下(えんか)障害、半身にマヒが起きているなどの症状が併せて起きていれば、脳の病気を疑わなければなりません。まずは神経内科で検査を受けることをお勧めします。

——脳梗塞はどんな人に起こりやすいのでしょうか

 60歳以上、糖尿病や高脂血症などに罹っていること、飲酒の習慣があること、運動不足の人などです。こうした人が手足に原因不明のマヒやしびれ、脱力感を感じたら、脳梗塞を疑うべきです。また、喫煙者は喫煙しない人に比べて脳梗塞にかかる危険性が2—4倍も高いといわれています。脳出血は治療で回復しますが、脳梗塞は治療後も再発する危険がある恐ろしい病気です。

——治療法についてお聞かせください

 まず症状がいつから始まり、どのように起きるか、既往症の有無など、詳細に問診します。症状を起こす原因が、脳の病気以外にある可能性も考えられるからです。それから血液検査と、脳のX線検査による画像診断を行います。当院のX線検査では、360度方向から撮影した64枚の断層画像を素早く作成する高精度のCTスキャンを用いています。この検査を行うことで、脳の異常を初期のうちに発見することができます。

 脳の病気の一つであるパーキンソン病についてですが、この病気を深刻に捉える患者さんはあまり多くないようです。症状は手足、あごなどにふるえが起こりますが、動作の中でふるえがおさまることが多く、無視されがちです。また患者さんは50歳以上の中・高齢者が多いので、ふるえは老化現象の一つだと捉えているようです。しかし脳の病気ですから、しびれやマヒなどほかの症状も始まります。そうしたことで日常生活に支障を来たして初めて診察に訪れるわけです。薬物療法で症状を抑えることはできるので、症状を我慢せずに元気に毎日を過ごしていただきたいと思っています。

——ありがとうございました

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