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タイ国王に直訴、貧困少年を国が支援

2007年11月27日(火) 12時01分(タイ時間)
【タイ】プミポン・タイ国王に手紙で窮状を訴えた北部ピジット県在住の少年(12)が、政府から支援を受けることが決まった。

 少年は両親と姉、弟の5人暮らし。母が精神疾患を患い、日雇い労働者の父の収入だけでは生活が立ち行かないことから、一晩40バーツのアヒル舎の夜間警備、9時間50バーツの精米所での肉体労働などで日銭を稼いでいる。食事にも事欠くことから、夜にヘビやカエルを捕まえ食料とし、捕まえられなかったときには寺に食べ物を恵んでもらっている。家は掘っ立て小屋で、家財はほとんどない。

 学業が続けられないことを悩み、思い余って8月に国王に手紙を出したところ、ピジット県知事らが11月に少年宅を訪れ、奨学金と家の提供と、母親への医療を約束した。一家は国王誕生日の12月5日に新しい家に転居するという。

 国王は以前、母親が病気の母子家庭の子供から切手のない手紙を受け取り、この母子の面倒をみたことがある。このときの逸話は、テレビでショートストーリーとして放映されている。

 一方、中部アントン県では、生後3カ月の病身の4つ子を抱える貧困夫婦に、ワチラロンコン皇太子が救いの手を差し伸べた。4つ子の医療費などを皇太子が負担する。
《newsclip》