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前首相支持派が第1党、タイ警察の選挙調査漏えい

2007年11月28日(水) 08時20分(タイ時間)
【タイ】タイ警察が「内密」に実施した下院総選挙の獲得議席数調査の結果がマスコミに流れ、投票に影響を与えかねないとして、政党、選挙委員会などが批判している。警察は昨年9月のクーデターで追放されたタクシン前首相(退役警察中佐)の古巣。軍事政権下で冷遇されてきただけに、政治的な意図を疑う声もある。

 調査結果は26日から一部マスコミで報じられた。それによると、タクシン支持派のパランプラチャーチョン党(PPP)が全480議席中219議席を獲得し、第1党となる。その他の政党の予想獲得議席数は、旧野党陣営の民主党121、チャートタイ党57、旧与党系のプアペンディン党40、ルアムジャイタイチャートパタナー党19、マチマーティパタイ党17、プラチャーラート党7。

 警察は当初、報道内容を否定したが、27日になり、一転して調査の実施を認め、「候補者間の対立を調べるためだった」と主張している。マスコミへの情報流出については今後調査を行う予定という。

 タイの総選挙は12月23日に投票が行われる。クーデター後初の国政選挙で、順調にいけば来年2月までに新政権が発足し、軍政から民選政権に移管する。ただ、軍政内には、PPPが政権に就けばクーデターが無意味になるという危機感があり、PPPは単独過半数を取らない限り政権発足が困難という見方もある。
《newsclip》