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タイ国王が80歳に

2007年12月5日(水) 21時41分(タイ時間)
【タイ】タイのプミポン国王が5日、80歳の誕生日を迎え、タイ全土が祝賀ムードに包まれた。

 国王は同日朝、バンコクの王宮で演説し、国民に団結を呼びかけた。国王の住居であるチットラダー宮殿と王宮の沿道には、黄色(国王の誕生日の色)の服を着た国民数万人が押し寄せ、国王の車列に国旗と国王旗を振った。

 同日夜にはバンコクの王宮前広場で国王誕生日の式典が行われ、広場を埋め尽くした数万人が、スラユット首相の音頭で「国王陛下万歳!」と唱和し、国王を称える歌を歌った。また、夜空が明るくなるほどの盛大な花火が打ち上げられた。

 プミポン国王は1927年、米国マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれ。父はチュラロンコン大王(ラマ5世)の息子であるマヒドン王子、母は中国系タイ人の一般人で孤児だったという。

 兄のアナンダ王の不慮の死を受け、1946年にラタナコーシン王朝の9代目の王に即位した。以来、衰微していた王室を立て直し、タイの政治的安定、地方開発に尽力し、国民に絶大な人気を誇る。陽気な国民性で知られる国の国王でありながらほとんど笑顔を見せないが、沿道に座り花をささげ持った老女に腰を折り曲げて顔を寄せ微笑む写真があり、「厳格だがやさしい父」というイメージが浸透している。今回の誕生日式典でも、テレビ中継の女性アナウンサーが、「みなさんも国王陛下の良い子であるようがんばりましょう」と呼びかけた。
《newsclip》