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マレーシア入管、アンワル元副首相を一時拘束

2007年12月11日(火) 18時24分(タイ時間)
【マレーシア】クアラルンプールからの複数の外電報道によると、マレーシア入管当局は11日、トルコから帰国したアンワル元副首相をクアラルンプール国際空港で一時拘束した。また、インド系住民のデモを指導した人権運動家の弁護士ら少なくとも20人も拘束されたもようだ。マレーシア政府は、最近頻発している反政府デモに神経を尖らせており、野党指導者であるアンワル元副首相に暗に警告する狙いがあったとの見方が浮上している。

 入管当局は明確な容疑事実を告げないまま、「容疑者リストに載っている」として、アンワル元副首相を30分にわたり拘束した。入管当局者は釈放に際し、「容疑者リストに名前が載ったままだ」と告げ、事実上出国を認めないことを通告したという。

 アンワル元副首相は「明らかな嫌がらせで、(当局は)政権幹部や司法に広がる汚職から注意をそらすため躍起になっている」と批判した。

 一方、クアラルンプール市内では同日、自由で公正な選挙を求める野党関係者が連邦議会に立ち入ろうとしたところ、治安部隊がアンワル元副首相率いる人民正義党、宗教政党の全マレーシア・イスラム党(PAS)の幹部ら少なくとも20人以上を拘束した。 

 これに先立ち、アブドラ首相は10日、「国家の安全を守るためには民衆の自由を犠牲にする用意がある」と述べ、反政府運動をけん制していた。
《newsclip》