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タイ株長者、アナンLH社長が連覇

2007年12月12日(水) 13時25分(タイ時間)
【タイ】個人が所有するタイ証券取引所(SET)上場株式の時価から算出した「2007年SET株長者番付」で、住宅開発最大手ランド・アンド・ハウス(LH)のアナン・アサワポーキン(馬国長)社長(57)が昨年に続きトップとなった。所有株の時価総額はLH株20.9%を中心に計132.3億バーツだった。

 2位は住宅開発大手プルクサー・リアルエステート(PS)のトーンマー・ウィジットポンパン社長(50)。62.2%所有するPS株の上昇で、時価総額は前年比26%増の111.5億バーツに増えた。

 3位はゼネコン(総合建設会社)最大手イタリアンタイ・デベロップメント(ITD)のプレームチャイ・カンナスート社長(52)。ITD株の19.5%(62.3億バーツ)と高級ホテルのオリエンタル・バンコクを所有・運営するオリエンタル・ホテル(タイランド)(OHTL)株の1.7%(1.4億バーツ)を合わせ63.7億バーツだった。

 4位はバンコク病院グループを運営するバンコク・ドゥシット・メディカル・サービシーズ(BGH)株の13.3%などを所有するプラスート・プラサートーンオーソトBGH副会長(74)で62.6億バーツ。プラスート氏は未上場の民間航空会社バンコク・エアウェイズも所有している。

 5位は昨年661位だったウォラジェート・インターマラ氏(39)で、海産物缶詰メーカー、シーホース(SH)の株式78.4%を中心に61.7億バーツ。ウォラジェート氏は昨年10月にSHを買収。同社はその後、エタノール製造などの新事業を打ち出し、株価が急騰した。ただし事業の詳細は不透明で、SETから7回にわたり、買収や新事業の詳細を公表するよう命じられた。

 6位は複合映画館(シネコン)最大手メジャー・シネプレックスのウィチャー・プーンウォララック最高経営責任者(43)で、メジャー株38%、時価総額59.2億バーツ。

 7位はプレームチャイITD社長の姉のニジャポン・ジョラナジット氏(55)でITD、OHTL株など54.1億バーツ。8位はテレビ局チャンネル3の運営会社BECワールドのプラウィット・マリーノン取締役(59)でBEC株11.4%、53億バーツ。9位は投資家のニティ・オーサターヌクロ氏で52.7億バーツ。10位は工業団地大手アマタのウィクロム・クロマディット社長(54)で38.5億バーツ。

 「番付」はタイの金融雑誌マネー&バンキングとチュラロンコン大学が共同で作成し、今年で13回目。前政権時代に上位を独占したタクシン前首相一族は、2006年に持ち株会社シンを売却したため、昨年、トップ10から姿を消した。米経済誌フォーチュンでタイ一の富豪とされるアルコール飲料最大手タイ・ビバレッジのジャルーン・シリワタナーパクディー会長、CPグループのタニン・ジアラワノン会長らは、資産の多くが未上場株や海外での上場株で、この番付には登場しなかった。
《newsclip》