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〈MUCHILIN〉 「タッカテーン・トート」=イナゴ揚げ

2007年12月18日(火) 00時08分(タイ時間)
ミシュランならぬムシラン格付(全5つ☆):☆☆☆ まずくはないが、どこにでもあり、いたって虫らしい味しかないので。

 バンコクでも地方でもよく目にしていて、「バッタだ、それもトノサマバッタだ」と信じて疑わなかった。いざ食べるということになって、調べてみたら、イナゴだった。日本の佃煮から想像するイナゴとは、大きさが違う。

 日本でもイナゴを食べるのだから、タイでも食べられるはず。イナゴ揚げの「タッカテーン・トート」。タイ語で「タッカテーン・パータンガー」という、日本ではイナゴ類で最大級のタイワンツチイナゴで、体長は大きいもので10センチはある。

 たいていは羽をむしり、ころもを付けずにそのまま揚げる。歯ざわりはエビの皮を食べているような感じで、胴体はほとんど空洞。味はたんぱくというより、ほとんどない。

 売り子はバッタを袋に入れる際、コショウを振って、ナームプラー(魚醤)やマギー(しょうゆに似た調味料の商品名)を霧吹きで吹きかける。揚げたてのカリカリが好まれる。ひとつかみ20バーツ。

 10年も前、「農薬漬けになったイナゴを食べて死んだ」というニュースが広まり、イナゴが全く売れない時期があった。イナゴ売りは、「うちのタッカテーンは安全、農薬の影響なし」と、その場で自ら食べて、必死になって売っていた。最近も食べて死んだというニュースが流れたが、こちらは慣れないものを食べたことによるアレルギーだったとか。
《newsclip》