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23日のタイ下院選、連立にらみ駆け引き

2007年12月20日(木) 13時42分(タイ時間)
【タイ】民政移管のためのタイ下院総選挙が23日に迫った。各種世論調査では、昨年9月のクーデターで追放されたタクシン前首相の支持政党、パランプラチャーチョン党(PPP)が優勢で、旧野党の民主党が追う展開だ。ただ、PPP政権が発足すれば、エリート層、軍といったクーデター勢力が再度介入する恐れがあり、PPPはクーデター勢力との仲介役となる政党を加えた連立政権を構想しているもようだ。

 タイのメディアによると、PPPは第3党、第4党となると予想される旧野党陣営のチャートタイ党と新党プアペンディンに連立を打診した。PPPのチャルーム氏(元警察官僚)、チャートタイのサナン幹事長(退役陸軍少将)といった1990年代に活躍したベテラン政治家が水面下で交渉を進めているという。

 また、PPPのスラポン幹事長は20日、テレビのインタビュー番組で、民主党との2大政党連立もありうるという考えを示した。民主党を巻き込めば、クーデター勢力と政党の間にある程度の安定が生まれるという期待があるようだ。ただ、民主党のアピシット党首はPPPとの連立を否定している。
《newsclip》