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ものづくり日本大賞の技術をタイで駆使

2008年1月17日(木) 10時31分(タイ時間)
Asia Yamashita Works
山下徹也 氏 (General Manager)

——親会社についてお聞かせください
 親会社のヤマシタワークス(本社:兵庫県)は1986年に研磨作業下請として創業、現在は金型・金型部品の製造・加工、冷間鍛造パンチなどの製造販売を手がけています。ラッピング(磨き)で新技術の「自動鏡面加工装置(エアロラップ)」や「高硬度耐腐食性新素材」などを自社開発、常に高精度で長寿命の製品を提供できるよう、研究を重ねています。

——タイ進出の経緯は?
 タイの自動車産業のさらなる発展を見込んでの進出で、2005年12月の設立です。「遅らばせながら」の感がありますが、金型関連メーカーの本格的な進出はむしろ、これからではないでしょうか。サムットプラカン県バンプリ郡を選んだのは、金型部品に必要な熱処理の専門メーカーが集中していることが理由です。

——進出当時の顧客状況について
 「取引先のタイ進出に従って」というのではなく、全くの単身で乗り込んできました。もちろん立ち上げ時は顧客開拓に苦労し、赤字が続きました。現在は月産500品目に達するなど、多くの日系自動車部品メーカー様にご利用いただいております。

——御社製品について
 自動車部品用の金型部品で、丸ものを得意としています。全てがオーダーメイドで、たとえ1本でも受注いたします。親会社同様の品質を維持しつつ、価格は平均3割安。金型部品に関しては、日本からの輸入に頼るメーカー様がまだまだ多い中、積極的に売り込んでいきたいと思っております。

——独自開発技術が評価されているようですが?
 エアロラップという技術で、2007年度の内閣総理大臣表彰、「ものづくり日本大賞」の優秀賞を受賞しました。ラッピングとはそもそも、金型部品の表面を滑らかにすることで磨耗を減らし、部品自体の寿命を延ばすためのものです。エアロラップは「マルチコーン」という弾力性・粘着性を有する研磨剤を用いることにより、従来難しいとされる形状のものを瞬時にラッピングします。

——御社のみで使用される技術ですか?
 自社利用で開発したものですが、お客様のご要望によりエアロラップの名称で機器の販売にも乗り出しています。タイでは岡本工作機械製作所のタイ現法「オカモト・タイ」で現地生産しております。

——今後について
 2008年末までに、現在の月産500品目を生産能力の月産1000品目に倍増させるべく、がんばります。自動車部品メーカーにとどまらず、錠剤用の金型など医薬品メーカーへも売り込みも考えています。将来的には、タイから周辺諸国への事業拡張が必須でしょう。親会社が2006年度の経済産業省による「元気なモノ作り中小企業300社」に選定されているように、弊社も元気のある会社として発展していけたらと思っています。

——ありがとうございました

【Asia Yamashita Works Co., Ltd.】
住所:104/8, Moo 17, Taparak Rd., T. Bangsaotong, A. Bangsaotong, Samutprakarn 10540
電話:0-2704-0201?2
ファクス:0-2704-0203
Eメール:yamashita@ayw.co.th
ウェブサイト:www.ayw.co.th

【受賞歴】
平成12年 阪神ものづくりリーディングカンパニー認証
平成15年 尼崎信用金庫賞(技術部門)
平成15年 型技術者会議 論文奨励賞受賞
平成17年 関西ニュービジネス創業部門賞受賞
平成18年 経済産業省より「元気なモノ作り中小企業300社」
       に選定される。
平成18年 経済産業省より「元気なモノ作り中小企業300社」
       に選定される。
平成19年 ものづくり日本大賞・優秀賞受賞
平成19年 砥粒加工学会技術省受賞
《newsclip》