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ボーナス激減で労組が軍高官批判、タイ国営通信大手

2008年1月17日(木) 11時49分(タイ時間)
【タイ】タイ国営電話会社TOTの2007年のボーナスが過去20年で最少となる月額給与の0.45カ月分にとどまることが明らかになり、労組が反発を強めている。2006年は2.5カ月分だった。

 同社労組のヌクーン組合長代行はニュースクリップの電話取材に対し、「業績が悪いなら仕方がないが、経営責任を調べる必要がある」として、国家会計監査委員会に不審な調達契約の調査を要請したことを明らかにした。また、TOT会長のサプラン国防副次官(陸軍大将)を、「必要な知識、能力が欠如し、やっていることが不透明だ」と強く批判した。

 サプラン氏は旧貴族の家柄で、2006年9月のクーデターに陸軍司令官補として参画した軍の実力者。軍事政権発足後、空港運営会社エアポーツ・オブ・タイランド(AOT)とTOTという国営大企業2社の会長に就任し、一時は昨年9月末で定年退官したソンティ前陸軍司令官の後任候補とみられた。しかし、多額の予算を使ったAOTの欧州視察旅行に親族を同行したり、クーデターの再発を度々示唆するなど、言動が定まらず、10月の人事異動で閑職に回された。
《newsclip》