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タクシン氏、サマック党首にお墨付き

2008年1月18日(金) 11時16分(タイ時間)
【タイ】2006年9月のクーデターで失脚し、英国で事実上の亡命生活を送っているタイのタクシン前首相は16日、現地でタイ字紙マティチョンなどのインタビューに応じ、数カ月以内に帰国する考えを再確認した。帰国後は、チャンスがあればタイ国王夫妻に謁見し、その後は慈善事業などに取り組むという。

 次期首相の有力候補であるタクシン派政党、パランプラチャーチョン党(PPP)のサマック党首については、「サマックさんは様々な省の大臣をやり、副首相を何度も務めた。前職はバンコク都知事。私より経験豊富だ」と持ち上げた。

 PPPは昨年12月の下院選挙で勝利し、政権発足がほぼ確実な情勢となっている。ただ、サマック党首については、クーデターを公然と批判したことから、軍幹部が首相就任に難色を示しているといわれる。

〈サマック・スントラウェート〉
1935年、バンコク生まれ。貴族の家柄。タマサート大学法学部卒。1975年に副農相として初入閣し、1976年に右翼団体がタマサート大学を襲撃し多数の死傷者を出した事件で右翼暴徒を扇動したとされる。1970—90年代に副内相、内相、運輸通信相、副首相などを歴任。当初は民主党所属だったが、後にプラチャーコンタイ党を設立し、長く党首を務めた。2000年のバンコク都知事選で過去最高の100万票を得て圧勝したほか、2006年の上院選でも最多得票で当選。自らフライパンを握るテレビの料理番組などを通じ、お茶の間に人気がある。
《newsclip》