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「アルカイダが深南部過激派支援」、タイ政府報道官

2008年1月18日(金) 12時00分(タイ時間)
【タイ】タイ政府のチャイヤー報道官は18日、タイ深南部のイスラム過激派が国際テロ組織アルカイダから資金援助を受け活動を活発化していると述べた。また、深南部のテロは過激派以外に、タイの軍・警察、政治家の汚職と麻薬ビジネスが原因と主張した。

 スラユット首相は同日午後の記者会見で、アルカイダが深南部のイスラム過激派に資金援助を行っているとは信じていないと述べ、報道官の発言を打ち消した。

 マレーシアと国境を接するタイ深南部はマレー系イスラム教徒が多数派で、タイからの独立を求める武装闘争により、過去4年で約3000人が死亡した。今月14日にはタイ軍のパトロール車両が武装グループに爆弾と銃で襲撃され、タイ兵8人が死亡、うち1人が斬首された。15日には深南部の華人系都市ヤラーの市場で爆弾が爆発し、40人以上が重軽傷を負った。

 タイ政府は同地域での外国のテロ組織の影響を否定してきたが、東南アジアを拠点とし、アルカイダと関係するイスラム過激派組織ジェマ・イスラミア(JI)の最高幹部が2003年にタイ中部アユタヤのイスラム教徒居住区で逮捕されたほか、インドネシアのアチェから深南部に銃器が持ち込まれたという報道もある。過激派指導者の多くが、エジプトなど中東への留学経験者ともいわれ、外国組織の関与を疑う声は根強い。
《newsclip》