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タクシン元首相、タイ帰国秒読みか

2008年2月24日(日) 21時59分(タイ時間)
【タイ】2006年9月のクーデターで追放されて以来国外で事実上の亡命生活を送っているタイのタクシン元首相は23日、タイ北部チェンライで開催された同氏支持派の集会に電話出演し、26日にタイへの帰国日を明らかにする考えを示した。「もうそろそろ帰る」と明言し、帰国が秒読み段階に入ったことを確認した。

 タクシン氏は同日、チェンライ出身の元側近であるヨンユット下院議長と一緒に北京に滞在していた。

 一方、タイ外務省は22日までに、タクシン氏に外交旅券を再発行した。タイの首相経験者は外交旅券を所持できるが、クーデターで政権を握った軍部はタクシン氏の外交旅券を無効としていた。しかし、昨年12月の下院選でタクシン派が政権に復帰、タクシン氏の顧問弁護士だったノパドン氏が外相に就任し、風向きが変わった。


〈タクシン・チナワット〉
1949年、北部チェンマイ生まれの客家系華人。中国名は丘達新。警察士官学校を首席で卒業後、米国に国費留学し、刑法学博士号を取得。帰国後、警察に勤務するかたわら、官公庁へのコンピュータ・リース、不動産開発などを手がけ、1987年に警察中佐で退職。携帯電話サービス最大手AIS、通信衛星のシン・サテライトなどからなる通信最大手シン・グループを育て上げた。1995年に政界に転じ、1998年にタイ愛国党を創設。地方、貧困層へのバラマキ政策を掲げ2001年の総選挙で大勝し首相。2005年2月の総選挙も圧勝、首相に再選されたが、2006年9月のクーデターで失脚した。
《newsclip》