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前政権派保健官僚、左遷に反発

2008年2月27日(水) 22時01分(タイ時間)
【タイ】26日に保健省食品薬品委員会事務局長から同省審議官に異動になったシリワット・ティプタラードン氏は27日、記者会見を開き、不透明で不可解な人事と主張した。シリワット氏を支持する地方勤務の国営病院医師グループは今回の異動が米欧製薬大手のエイズ薬などに対する強制実施権(国が公益上の必要性などから特許権の実施を第3者に付与する権限)発動が理由だとして、人事の差し戻しをプミポン・タイ国王に嘆願する方針を示した。

 強制実施権は昨年、暫定政府のモンコン保健相(当時)が発動した。これにより、タイはライセンス契約なしで製造された安価なコピー薬の導入が可能となったが、米欧の大手製薬会社の反発を招き、経済制裁への懸念が浮上している。シリワット氏はモンコン氏の側近として強制実施権発動に関わった。
《newsclip》