RSS

警察長官を電撃解任、タイ軍政派狩り本格化

2008年2月29日(金) 12時49分(タイ時間)
【タイ】タイ警察庁のセーリーピスット長官(警察大将)が29日、解任された。セーリーピスット氏はタクシン政権を追放した2006年9月のクーデター後、軍事政権に起用され、軍政寄りとみられていた。

 2月6日に発足したタクシン派のサマック政権は今週に入り、軍政下で任命されたスナイ法務省特捜局長、シリワット保健省食品薬品委員会事務局長、プラモート首相府広報局長の3人を左遷した。警察トップの首もあっさり切ったことで、軍政派官僚の一掃に向けた政府の意思が明確になった形だ。

 ただ、クーデター勢力の本丸である軍の人事への介入は新たなクーデターを招く恐れがあり、政府がどこまで踏み込むか微妙。しばらく双方のにらみ合いが続く可能性もある。

 警察長官の後任には、代行という形でパチャラワート警察副長官が就く見通しだが、パチャラワート氏は9月に定年退官するため、後任の本命はタクシン氏の義弟であるプリアオパン・ダーマーポン警察中将とみられている。プリアオパン氏はクーデター後、警察副長官から総理府付に左遷されていた。
《newsclip》