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タイ政府、米価調整であの手この手

2008年5月14日(水) 00時59分(タイ時間)
【タイ】タイ政府は13日の閣議で、稲作農家から直接コメを買い付ける方針を固めた。精米会社による買い叩きを抑止するためで、買付量は無制限。買付価格はホームマリ米が1トン1万9000—2万バーツ、標準米1万4000バーツ、もち米9000バーツを見込む。タイ国営テレビ局チャンネル9が報じた。

 タイのコメ価格は今年に入り急騰したが、政府備蓄米の放出や精米会社による買い叩きで、最近になり一部地域で下落に転じた。北部チェンライ県では12、13日、米価下落を不満とする農家数百人が道路封鎖に踏み切り、政府に対策を要求していた。

 政府は一方で、低所得者向けの備蓄米放出を11日に実施し、5キロ120バーツの米袋10万袋を約1時間で完売した。5月20日と30日にも同量を販売する予定だ。

 国連食糧農業機関(FAO)によると、コメの国際価格は昨年12月から今年4月にかけ平均76%上昇した。輸出国であるインドやベトナムが不作を理由に輸出制限に踏み切ったほか、石油高によるコスト増、人口増による需要増加、バイオ燃料用作物への転作、投機資金の流入などが原因とみられる。
《newsclip》