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詐欺容疑のバンコク大博物館長、拘留中に急死

2008年5月16日(金) 08時29分(タイ時間)
【タイ】私立バンコク大学の東南アジア陶磁器博物館で館長を務めている米国の著名な女性美術史研究家が、詐欺などの容疑で米警察当局に逮捕され、14日、拘留中に死亡したことが明らかになった。心臓発作が原因と見られている。

 逮捕されたのはアジア美術史研究の第一人者として知られるロクサーナ・ブラウン氏(62)。ブラウン容疑者は古美術品の価値を偽って記載した書類に自分の電子サインを使わせ、所有者による税金還付の水増し請求に便宜を図っていたほか、古美術品を東南アジアから違法に輸入していた疑いが持たれており、9日に米シアトル市内で逮捕された。

 ブラウン容疑者は、私立バンコク大学の創立者である故スラット・オーサタナクロ前オーソトサパー・グループ会長の陶磁器収集アドバイザーを務めていた関係で、同大が2000年に設立した陶磁器博物館の館長に就任した。タイでは熱心で真面目な研究者として知られ、関係者の多くがブラウン氏の逮捕に衝撃を受けている。

 同容疑者が関与した疑いのある密輸には、タイから持ち込まれたケースが含まれているが、バンコク大学の博物館は「美術品の売買を行ったことはない」として違法取引への一切の関与を否定している。
《newsclip》