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反クーデター派閣僚に不敬罪疑惑

2008年5月20日(火) 14時26分(タイ時間)
【タイ】タイのジャクラポップ首相府相(41)が不敬罪や権力乱用などの容疑で追求を受けている。近く野党民主党が国会に弾劾動議を提出する見通しだ。

 ジャクラポップ氏はタクシン政権で首相府報道官を務め、2006年9月のクーデターで政権が崩壊した後、プミポン・タイ国王側近のプレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)をクーデターの黒幕として糾弾。昨年7月、反クーデター派数百人を率いて議長宅前で警官隊と衝突し、逮捕・拘留された。同年8月に釈放後、タイ外国人記者クラブで「Democracy and the Patronage System of Thailand」と題した講演を行ったが、このときの発言が不敬罪に抵触した可能性があるという。

 ジャクラポップ氏は講演の中で、クーデター直後、タクシン氏を首班とする亡命政府樹立について数カ国から内諾を得たものの、「バンコクの謎の人物」からタクシン氏に電話があり、計画中止が決まったことを明かし、「タクシン氏でさえ、最重要な案件はPatronage Systemに基づき決断した」と述べた。

 ジャクラポップ氏をめぐる動きについてサティラパン海軍司令官は19日、「王室を政治に巻き込むのは著しく不適当」と強い不快感を表明。スラユット枢密顧問官(前首相、元陸軍司令官)らも同様の見解を示している。
《newsclip》