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反タクシン団体、25日に憲法改正反対集会 

2008年5月22日(木) 13時46分(タイ時間)
【タイ】タクシン元首相派の与党パランプラチャーチョン党(PPP)の下院議員らが憲法改正動議を国会に提出したことに対し、反タクシン派団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」は22日、憲法改正に反対する集会を25日午後、バンコクの民主記念塔で開催すると発表した。PADは2006年春に数万人規模の反タクシン政権街頭デモをバンコクで連続開催し、同年9月の軍事クーデターの伏線を敷いた。25日の集会が多数の市民の支持を得れば、今後、政局が流動化する可能性もある。

 現行憲法は軍事政権下の昨年導入された。上院の約半数が任命制で、政党役員の選挙違反が解党につながる可能性があるなど、政党政治の弱体化、伝統エリート層による権力維持が盛り込まれている。PPPは君主制に関する部分などを除き同憲法の大部分を破棄し、国民参加型で作成された1997年憲法の復活を目指している。

 PADはタイ経済紙大手プージャッカーン創業者のソンティ氏、多数の死者が出た1992年の民主化運動の指導者であるジャムロン元バンコク都知事(退役陸軍少将)らが率いる団体。ジャムロン氏はタクシン派がクーデターの黒幕とみなすプレム枢密院議長が首相だった1980年代当時、首相秘書官を務めており、PADはクーデターを起こした伝統エリート層の別働隊という見方もある。
《newsclip》