茅根省三 氏 (プロギア海外営業部部長)
中島康詔 氏 (プロギアタイ国総販売店THAI ALTEC CO.,LTD Managing Director)
——タイでのゴルフ人口の推移をどのように見られていますか?
中島:弊社調べによるとタイには現在255のゴルフ場があり、多くがバンコク首都圏、チョンブリ県を中心とする東部、チェンマイ県などの北部といった、日本人にも利用しやすい地域に集中しています。加えて新しいゴルフ場が毎年どこかで開場しており、ゴルフ環境はさらに充実し、ゴルフ人口は今後も順調に増加していくと見ています。
——タイでのゴルフ用品の売れ行きについて?
中島:米国ブランドも日本ブランドも、いわゆるメジャーどころはほとんど全て、タイに進出しています。昨年はビギナーセットの販売が伸び悩んだ感がありますが、これまでの代理店任せから本格参入に販売戦略を切り替えるメーカーも出てきており、ゴルフ人口の増加に伴ってゴルフ用品市場も拡大していくのは確かでしょう。
茅根:すでに市場が成熟状態の日本と比較すると、タイはまだまだ市場拡大が見込める国であり、我々メーカーもより良い製品をご紹介できるチャンスがあると期待しています。
——タイ人好みのブランドといったものはありますか?
中島:タイに入ってくるゴルフに関する情報は、日本からよりも欧米からの方が圧倒的に多く、タイ人のブランド選びも米国製に偏るのは致し方ないところがあります。しかし、タイ人は日本人と同じアジア人で体格が似ていることから、米国ブランドでもアジアン・スペック、アジア仕様の用品を好みます。
茅根:米国ブランドでも、日本でなら日本人に合ったスペックで製品を開発するのはご存知のとおりで、タイでも日本向け、アジア向けの製品を販売しています。また、日本ブランドは「Made in Japan」に対する信頼度が高く、我々日系メーカーの強みとなっています。
——タイでのプロギア製品販売について
茅根:2007年7月より本格参入、THAI ALTECを販売総代理店とし、販売網の構築・強化に乗り出しています。タイという市場でニーズに合った製品を優先的に販売していますが、原則として全プロギア製品をお求め・ご注文いただくことが可能です。
中島:タニヤ通りのタニヤプラザは、タイ進出ブランドのパイロットショップが軒を連ねていることで有名で、弊社もここにパイロットショップを構えるほか、日本人の方々の利用度が高いエンポリアムや伊勢丹、ゴルフ用品販売に力を入れているセントラル系やモール系といった、大手ショッピングコンプレックスやデパート内に着々とコーナーを増やしております。
——プロギア製品をタイでどのようにアピールしていますか?
茅根:プロギアは誕生して27年、メーカーとしては後発です。しかし当初より「ヘッドスピード理論」というコンセプトを打ち出し、現在のメジャーブランドとしての地位を築きました。今でこそヘッドスピードは常識的な概念ですが元々はプロギアが提唱したコンセプト。ヘッドスピード理論に基づくクラブ選びにより、飛距離が伸びたり方向性が良くなることが、実際に証明されています。タイでもこの理論に基づき、「ヘッドスピードを測れば、飛距離が伸びる」をキーワードに、お客様に最も合ったクラブをご紹介しております。
中島:タイではとかく、「販売価格」が他社ブランドとの比較対象となります。デパート自体が「催事=値引き」という意識が強く、販売員も価格を武器に売り込む傾向があります。そのため弊社では、販売員が「商品を説明できる」よう、教育に力を入れています。また、多くの方にプロギア製品を実感していただくための試打会を定期開催しております。
——販売網拡充などといった計画は?
中島:パイロットショップをバンコク都内および郊外に2—3店に増やすと共に、売れ行きの良いデパート内のコーナーを年2—3店のペースで増やしていきたいと思っています。
茅根:もちろん売り上げの数字は大事ですが、それ以上に「プロギアは独自のコンセプトによってクラブ作りをしている唯一のメーカー」と認識をしてもらえるよう、ブランドイメージの確立を大きな目標としています。
——ありがとうございました。
PRGR GOLF (THAILAND) Shop
本店住所:Thaniya Plaza 2F Room 218 Silom Bangkok 10500
電話:.0-2231-2167
Eメール:altec@loxinfo.co.th
プロギアウェブサイト:www.prgr-golf.com
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