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バンコク都心で反政府デモ、周辺が渋滞に

2008年6月15日(日) 22時42分(タイ時間)
【タイ】反タクシン元首相派団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」が16日午前、バンコク都内で数千人規模のデモ行進を行い、ラマ1世通りの一部が通行止めとなったほか、周辺で渋滞を引き起こした。PADはタイ選挙委員会の事務所があるビル前に居座り、選挙委員の一部の辞任を要求している。

 PADはタイ字経済紙大手プージャッカーン創業者のソンティ氏、多数の死者が出た1992年の民主化運動の指導者であるジャムロン元バンコク都知事(退役陸軍少将)らが率いる団体。2006年春に数万人規模の反タクシン政権街頭デモをバンコクで連続開催し、同年9月の軍事クーデターの伏線を敷いた。昨年末の総選挙でタクシン派のサマック政権が成立したことから、5月下旬にバンコクで反政府集会を再開し、政府に揺さぶりをかけている。

 ジャムロン氏はタクシン派が2006年クーデターの黒幕とみなすプレム枢密院議長と近く、ソンティ氏もクーデター派の軍高官と関係が深いことから、 PADはクーデターを起こした反タクシン派将官の「同盟相手」(タイの英字紙最大手バンコクポスト)という見方もある。バンコクポストは今回の集会を、 2006年と同様、デモで政情不安をあおり軍事クーデターの口実を作るのが狙いと分析しているが、カギを握るアヌポン陸軍司令官がクーデターに消極的とみている。
《newsclip》