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タイ国王賛歌で起立せず、女性を観客が取り押さえる

2008年6月17日(火) 14時03分(タイ時間)
【タイ】バンコク都内の映画館メジャーシネプレックス・ラチャヨーティンで15日、タイ国王賛歌が流れた際に起立せず、曲が終わった直後にタイ語と英語で罵声を上げた女性(28)を、近くにいたタイ人観客が取り押さえ、警察に引き渡した。警察は女性を不敬罪容疑で取り調べているが、精神障害の疑いがあるという。

 タイには不敬罪があり、王室批判は刑事罰の対象となる。昨年3月には、プミポン・タイ国王のポスターに黒ペンキをスプレーしたスイス人男性が禁固10年の実刑判決を受けた。男性は同年4月に恩赦で出獄、タイを出国した。

 昨年4—8月には、国王を侮辱する内容のビデオが投稿されているとして、インターネット動画投稿サイト、ユーチューブへのタイ国内からのアクセスをタイ政府が遮断した。

 今年5月には、不敬罪疑惑で追求を受けたジャクラポップ前首相府相が閣僚辞任を余儀なくされた。ジャクラポップ氏は昨年8月にタイ外国人記者クラブで行った講演で、主従関係的なシステムが民主主義と対立していると主張。暗に王室を批判したとして、野党や軍などから激しい突き上げを受けた。
《newsclip》