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カンボジアの山上遺跡、タイが世界遺産申請に同意

2008年6月18日(水) 19時28分(タイ時間)
【タイ】タイとカンボジアはタイ国境に近いカンボジア領内の山上にあるヒンドゥー遺跡「プレアビヒア (タイ側呼称、カオプラウィハーン)」の世界遺産申請について合意し、18日、共同コミュニケに調印した。カンボジアはタイの同意を受け、来月、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)に世界遺産の登録を申請する。

 プレアビヒアはクメール王国が11—12世紀に建立したとされる寺院遺跡。タイとカンボジアが領有権を争い、1962年に国際司法裁判所がカンボジア領とする判決を下したが、がけの上にありタイ側からしかアクセスが困難な上、周辺の国境が未画定のままで、世界遺産申請の妨げとなっていた。

 両国は今回、カンボジアがプレアビヒア本体のみを世界遺産に申請し、周辺地域を含めないことで合意した。しかし、カンボジアが用意したとされる遺跡周辺の地図が公開されなかったため、タイの反政府団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」や野党民主党が、タクシン元タイ首相のカンボジアでのビジネス権益と引き換えにカンボジア側に有利な国境画定を飲んだなどとして、タイ政府を批判。PADは18日、バンコクの外務省前で数千人規模の抗議集会を開いた。

 タイのノパドン外相は国境交渉で譲歩した事実はないと反論。軍の測量責任者も外相の主張を支持している。
《newsclip》