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日本生まれのトップ官僚、アーリーポンSEPO事務局長

2008年6月29日(日) 15時41分(タイ時間)
アーリーポン・プーチャウム氏
国営企業政策事務局(SEPO)事務局長

Mr. Areepong Bhoocha-oom
Director General State Enterprise Policy Office (SEPO)

 1957年日本生まれ。米国のボストン大学で国際経営学学士号、マーシャル大学で金融学修士号、ミシシッピ大学で金融博士号を取得。カナダのサスカチュワン大学助教授を経て1988年にタイ財務省入省。2002年にSEPO副事務局長、07年より現職。


——日本との関係について

 父が外交官だったため、日本で生まれました。9歳のときタイに戻りましたが、当時は日本語が読めました。今は読み書きこそできませんが、会話なら多少はこなせます。日本は大好きなので、結婚する前は毎年1—2回必ず遊びに行っていました。結婚後もほぼ毎年日本に行きますが、最近は人混みを避けて地方の温泉へよく遊びに行きます。タイでは人前で裸になる習慣がありませんから、温泉に入るときは他にタイ人のお客さんがいないかどうか確かめてから入ります。

 日本食ももちろん大好物です。自宅のあるスクムビット・ソイ49周辺には日本食レストランがたくさんありますし、評判の店を聞きつけたり、広告でおいしそうな店をみつけたときは妻と一緒に飛んでいきます。名前はよく覚えていないのですが、最近はスクムビット・ソイ24にあるトンカツ屋によく行っています。

——ご家族やご兄弟について

 妻とは結婚して7年目になります。子供はまだいないのですが、おかげで外国でもどこでも気軽に遊びに行くことができます。兄たちはみな銀行関係の仕事に就いています。バンクタイ、サイアムシティ銀行、クルンタイ銀行などの役員を務めています。兄弟の中では私だけが公務員です。

——今年度下半期(2008年4—9月)のSEPOの課題について

 現在SEPOが抱えているもっとも重要な課題のひとつが、物流の中心的な役割を担うタイ国鉄(SRT)の経営改革です。資本を注入して複線化を進め、全線で物流と人の移動がスムーズに行えるようにしなくてはならないのですが、現在は総裁ポストが空席で多くの計画がストップしています。向こう2カ月程度で総裁の人選を終え、正常な組織運営を取り戻すことが当面の目標です。長期的には保有地の有効利用が国鉄経営改革のカギになるとみています。土地管理子会社を設立し、民間企業に土地を貸与するなどして収益力を高める必要があります。

 通信部門では固定電話大手TOTと国際電話、データ通信のCATテレコムの経営改革も急務です。今はまだ両社とも赤字を出していませんが、急速なグローバリゼーションについてゆけず、インターネットなどの分野では競争力がかなり低下しています。

 今後10年間で国営企業への投資総額は4兆バーツ規模に達するとみられますが、そのうち50%以上は輸送・物流部門に充てられることになるでしょう。わが国の輸送・物流部門は潜在力が高く、国の発展に直結する重要な分野です。

——国営企業58社の業績について

 国営企業58社が政府に納めた上納金総額は2007年10月—08年4月の7カ月間で659億7000万バーツでした。年度目標は986億5000万バーツとなっています。上納金額の上位5社は、国営石油PTT、タイ発電公社(EGAT)、政府貯蓄銀行(GSB)、首都電力公社(MEA)、地方電力公社(PEA)でした。

——ありがとうございました

国営企業政策事務局(SEPO)
住所:State Enterprise Policy Office (SEPO), Ministry of Finance,Rama 6 Rd. Bangkok, Thailand 10400
電話:(662) 618-4802
ファクス:(662) 273-9823
Eメール:areepong@sepo.go.th
《newsclip》