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タイのレーザープリンタ市場

2008年7月18日(金) 17時02分(タイ時間)

 これまでインクジェットプリンタ一辺倒だったタイのプリンタ市場も、メーカー間の競争激化による価格下落やユーザー側の品質志向により、レーザープリンタがシェアを伸ばしてきている。市場全体としては縮小傾向にあるが、レーザーがインクジェットのシェアを奪ってさらに普及していく方向性は変わることはないだろう。

シェアを伸ばすレーザープリンタ

 タイ全体のプリンタ市場は2008年通年で、モノクロレーザープリンタが18万2000台22.9%、カラーレーザープリンタ2万400台2.6%、ドットインパクトプリンタ6万9000台8.7%といったシェアが予想されている。残りの66%はインクジェットプリンタで、最も安価なタイプに需要が集中している。

 3年後の2011年には、モノクロレーザー19万3000台27.5%、カラーレーザー2万9500台4.1%、ドットインパクト5万6000台7.9%と、飛躍的な伸びはないながらもレーザープリンタが増加する見込みだ。

 これまでは一般もビジネスもほとんどのユーザーがインクジェットを利用していたが、この数年でプリンタ全般の価格が下落、インクジェットなら1000バーツ台、レーザーもモノクロであれば4000バーツ前後から買い求められるようになった。コスト的にも印字スピード的にも効率が低いインクジェットを利用するなら、ランニングコストを考えれば安くて印字スピードもはるかに速いレーザーへと買い換えるのは当然のことだ。

 請求書や領収書など1回で何枚も印刷するためのドットインパクトは、市場の変化にほとんど左右されず何年絶っても堅調だ。タイ語の場合、文字本体、母音記号、声調記号と一文で3回の印字が必要となるが、弊社では1回の印字で済む製品を用意している。

故障しにくく小型化が可能なLED

 レーザープリンタはインクジェットプリンタと比較して、コスト的にも印字スピード的にも効率が高い分、構造が複雑という弱みがある。文字どおりレーザーを発光させて実際の印字を行うのに、数段階の処理が必要だ。よりシンプルな構造で故障しにくい技術が求められ、弊社はそのようなレーザー方式の市場の中で、「LED方式」を開発している。

 「LEDプリンタ」とは、光を当てた場所にトナーを付着させる方式。レーザー方式では数段階の処理が、LEDでは1段階とシンプルなため、故障しにくく小型化が可能だ。イメージ的には、シアン、マゼンダ、イエロー、黒の4色で色を構成するオフセット印刷に近い。

 品質的には、歪みが少なく、解像度が高く、色のバラツキが少ない。A4サイズの紙なら毎分36ページと、上位機種のオフィス向けではトップクラスの排紙スピードだ。また、排紙の機構を直線にしているため、モデルによっては268グラムまでの厚い紙の印刷も出来る。ただしシェア的には、レーザー方式と比較すると圧倒的に小さく、マーケティング強化の必要性を感じている。

 レーザープリンタの売れ行きが伸びていえるとはいえ、プリンタ市場全体で見ると、インターネットの普及などによる影響で明らかに縮小傾向にある。各メーカーとも、省エネや環境保護といった、より時代に即した製品を開発していかなければならないだろう。 

執筆者
OKI SYSTEMS (THAILAND) LTD.
Mr. Niran Thakulakkarapong (General Manager)

住所:1168/81-82 Lumpini Tower, 27th Floor, Rama IV Rd., Tungmahamek, Sathorn, Bangkok 10120
電話:0-2679-9235?42
ウェブサイト:www.okisysthai.com
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