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〈プロに聞く〉 タイのゴルフ場はキャディーが魅力

2008年10月5日(日) 11時28分(タイ時間)
聞き手:長澤 隆史 氏(ティーチングプロ)


長澤:この数年、タイによく来られているようですが?

塚田:プライベートとゴルフ練習を兼ねた旅行で、タイに来るようになって5年ほどです。常夏で暖かい土地柄なのでケガの心配がないというのが、第一の理由です。それと日本より気軽といった理由で訪れています。ベトナムやシンガポールに行くこともありますが、タイではゴルフ以外、マッサージや食事などの楽しみもあるので、最近は2カ月に1度のペースと頻繁に来ています。

長澤:タイの気軽さというのはどのような点でしょう?

塚田:例えば日本なら、グリーンフィーだけで少なくとも1万円、それにガソリン代や高速道路代などもかかります。週単位の練習を考えた場合、飛行機代、ホテル代を入れてもタイに来てプレーした方がいい、ということになります。また、職業柄、日本でゴルフ場を回ると何かと気を使うのですが、タイなら気兼ねはありません。このような、料金的や気分的な気軽さがタイにはあります。

長澤:コースに関して、どのような点でタイと日本の違いを感じますか?

塚田:ご存知のとおり、日本もタイもさまざまなコースがありますので、タイは日本より易しいとか難しいとかといったことは感じません。コースではなくキャディーですね。ゴルフはキャディーの存在が非常に重要で、タイではそのキャディーをとても気に入っています。

長澤:在タイ日本人の間では、キャディー評価は決して高くないのですが?

塚田:確かに日本のキャディーは知識が豊富です。ですが、「それでは何番で打てばいいのか?」と迷った場合、日本ではキャディーに尋ねても答えを期待できません。プレーヤーに失敗させられないという責任感があるからです。しかしタイのキャディーは自分の考えをはっきり口にします。聞かれなくても勝手にクラブを持ってきて、これを使えと言ってくるときもありますから。

長澤:それがけっこう失敗につながりますよね。

塚田:でも諦めがつきますよね。反対に、キャディーの言うことを聞かずにほかの番号で打って失敗したら、「ほらみろ」ということになります。キャディーは単なる雇われではなく、プレーヤーも単なる客ではなく、パートナー同士なわけですから。キャディーとはコミュニケーションが必要です。がんばってくれたらチップもはずみます。

長澤:そのチップも、日本人の間では相場が決まっているのですが?

塚田:そうですね、「相場を上げるな」と怒られたこともあります。でも頑張ってくれたら多めに渡すのが、チップの本来の意味です。もちろん、奮発しているだけではありません。仕事ぶりに応じて、500—1000バーツのときもあれば、200—300バーツのときもあります。

長澤:結論としては、タイのゴルフはキャディーが魅力だと?

塚田:そうです。タイのゴルフの魅力はキャディーの存在がかなり貢献していると思います。いいキャディーが来るのを待つのではなく、探すべきなんです。その日のプレーで唯一相談できる大事なパートナーですから。

長澤:ところで、最近は執筆の方でもご活躍されていますね。私も周囲も楽しく拝見しています

塚田:ゴルフ雑誌やブログで、できるだけ自分のゴルフに対する考え方をありのままを表現しています。プレーだけでなく、そちらの職業の方も向いていると言われることもあります。

長澤:ツアー後半戦、また執筆でのさらなるご活躍を期待しています。

塚田:はい、がんばります。

塚田好宣
1969年千葉県出身、米SEルイジアナ大学卒。99年にプロテスト合格、2001年マンシングウェアカップで日本ツアーデビュー。2005年、2008年と全英オープンに出場。

長澤 隆史
1969年京都府出身、日本プロゴルフ協会会員ティーチングプロ。在タイ7年、カスカータG.C.所属。newsclipにゴルフコラム掲載中。
《newsclip》


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