RSS

英国人経営の仕立て屋、EMBASSY SUIT GALLERY

2008年10月9日(木) 00時14分(タイ時間)
EMBASSY SUIT GALLERY
Mr. Roger Davies (President)

——バンコクのテイラーを一言で表現すると?

 良い・悪いで評価した場合、悪いという印象を持つ方が多いのではないでしょうか。フィット感がない、縫製が悪い、売ったらそのままでアフターサービスが皆無など、悪いことばかりです。スーツやドレスの場合、フィッティングは最低2回、当店ではご希望に応じて3回というときもありますが、多くの店が1回で済ませてしまうため、体に合わずフィット感がなくて当然です。シャツの場合は1回のフィッティングで大丈夫です。

縫製は本来、ミシンと手縫いを使い分けるものです。例えば襟回りは裏地をフェルトにして手縫いにしますが、裏も生地を使ってミシン縫いし、襟をゴワゴワさせてしまう店がほとんどです。フェルトを使ってもミシンだと、フェルトが表に出てしまうなどいい加減な縫い方になってしまいます。

——仕立てでアフターサービスというのは?

 スーツにしろドレスにしろ、服というものは時間が経つにつれ伸縮しますので、調整・補修が必要です。そのため、仕立ての質というのは、手にした時点では判断できないといえます。当店ではご購入後2—3年経っても調整・補修を受け付けておりますが、そのような末長いアフターサービスを心がけている店はあまりないでしょう。

——店の良し悪しを見分ける方法はありますか?

 店の造りや店員、ウェブサイトの有無などでは、良し悪しは判断できません。バンコクでの生活に長い知人に紹介してもらうなど、やはり口コミでしょう。大使館員が利用している店、というのも一つの目安かも知れません。安い仕立ては質もその程度です。2000—3000バーツで仕立てられるスーツもありますが、そのような安物でウールを使用することはありえません。

——安い店はその程度の仕立てしかできないのでしょうか?

 値段を低く抑えているために、仕立ての質も落としているだけなのです。費用が多少かさんでも縫製の質を落とさない、という店はバンコクに10店あるかないかでしょう。

当店でリーズナブルなお値段としてご提案する仕立ては、スーツであれば1万2000—1万5000バーツです。他店と比較すると安くありませんが、その分のサービスをご提供させていただいております。また、そのぐらいの値段なら、毎日着たとしても2—3年はもちます。

——指定した生地を実際に使っているのかという不安をもってしまう店がありますが?

 生地選びは、値段を決めるに当たって重要なファクターとなります。指定した生地の一部を注文表に貼り付けるなど、明快な説明が出来る店でないとだめだということです。

——男性用スーツのほかにお薦めはありますか?

 女性用ドレスが好評です。バンコクでトップクラスと評価される女性デザイナーの起用しており、日本人女性からのオーダーもあるなど、さらに多くの方にご利用いただければと期待しております。また、男女かかわらず日本人の方になじんでいただけるよう、「KISEKI OF LONDON」というブランドも立ち上げています。今までにない「Taste」と「Sense」を取り入れたオリジナルブランドで、プロトタイプを作っています。来年にはショッピングセンターのサイアムパラゴンに出店、東京にも進出する予定です。

——仕立て以外でもさまざまなサービスを心掛けていらっしゃるようですが?

 店内にはお酒が飲めるバー、大型テレビ、インターネットエリアなどがあります。送迎用のミニバスも5台用意し、旅行者、在住者にかかわらず、送迎サービスを実施しています。我々にとって服を仕立てるのは本業ですが、お客さんにとっては旅行の中での、日々の生活の中での、一つのプロセスでしかありません。より楽しんでいただこうという試みです。

——既製服を購入するのでなく、服を仕立てる意義について

 既製服は万人受けするデザインで作られたものであり、どんなに体に合ったものを買っても、何かしらの調整が必要です。現代では既製服を買って着るのが普通になってしまいましたが、服は本来、自分のために作られるものです。そこには「自分だけの服を作る」という楽しみと、「好きな部分に自分のお金をかける自由」があります。

 バンコクでおそらくただ1人の欧米人テイラーとして、14年続けてきました。元々は同胞であるイギリス人のために、母国語を話すテイラーとして努力してきましたが、今では日本人スタッフを常駐させ、日本人の方々も母国語で安心してご注文いただけるよう、店造りに励んでいます。

——ありがとうございました

EMBASSY SUIT GALLERY
住所:29/1 Unico House Block A, Soi Langsuan, Lumpini, Patumwan, Bangkok 10330
電話:0-2251-2620, 0-2627-3838
ファクス:0-2650-8860
Eメール:yosui@embassyFashion.com
ウェブサイト:http://www.embassyfashion.com/jp/index.html
日本人担当:北原
《newsclip》


新着PR情報