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〈インタビュー〉 SIAM KYOHWA SEISAKUSHO

2008年10月13日(月) 23時15分(タイ時間)
木製パレット・梱(こん)包用木箱製造
SIAM KYOHWA SEISAKUSHO CO., LTD.
長屋 政則 氏 (President)

——御社概要について

 親会社は昭和2年創業の梱包材メーカーの協和製作所で、日本の顧客のタイ進出に伴い、1996年に弊社の設立となりました。親会社からの出資は受けていますが、子会社というよりむしろ暖簾(のれん)わけの立場にあり、独立採算制です。従業員14名から始まり、現在は10倍以上の160人にまで増えました。

——業務内容について

 木製パレット、梱包用木箱、木製スキットなどで、全て輸入植林材を使用しております。工場は東部チョンブリ県バンブン郡に構えています。また、ご要望により、ダンボールや発泡スチロールなどのこん包材を、間接的に取り扱っております。

——材料を輸入される理由は?

 品質の問題、という一点につきます。タイのローカル材はゴムの木やマンゴの木が一般的ですが、重い、堅くて割れやすい、地元の虫がつきやすい、直径が小さいため材木の幅が取りにくい、といった欠点を抱えます。一方、弊社はニュージーランドとオーストラリアから松材を輸入。軽い、柔軟性があって割れにくい、虫がつきにくいといった、日本同様のスペックを備えています。また、輸入元の国が管理する植林材なので、供給が安定しているのもメリットです。世界的に見ても、松材は流通量が多く安価という定評です。

——タイの梱包材の市場について

 全体で見ればローカル材の使用が大方を占め、輸入材より1、2割ほど安い価格で作られています。しかし、日系企業などは品質第一と考え、輸入材使用の梱包材も堅実な需要を確保しています。弊社のお客様も、家電メーカー、自動車関連メーカー、物流など、ほとんどが日系です。梱包用に輸入される木材は、月当たり4500—5000立方メートル。そのうち弊社向けは1300—1500立方メートルといったところです。

——御社製品の特徴は?

 2000年ごろより徐々に材料の直接買付を始め、現在ではほぼ全量に達しています。また、木製梱包材輸入規制(ISPM No.15)のライセンスを取得。これらによって、防虫に対する国際基準の品質を維持しています。材料の直接買付は価格面のメリットも引き出せるのですが、昨今の原油高、中国や中近東諸国での建設ラッシュなどを原因とする材料費の高騰で、苦労しております。1997年にタイで発生した金融危機のころも、為替で輸入材の価格が倍となり、バーツ安が輸出の追い風となったお客様に、買取価格見直しで助けられた、という経緯があります。

——今後について

 製品自体の意義を多くの方に理解していただくべく、努力を続けていきたいと思っています。木材パレットや木箱は、木を切って打ち付けただけの製品で、紙や合成樹脂と比較すると、はるかに環境にやさしい製品です。また、売り上げを伸ばすため、利益を得るための事業拡張も大切ですが、弊社では何よりも従業員の生活向上と連帯感を最重視しています。従業員のほとんどが工場の敷地内に自分で家屋を建て、住んでいます。出稼ぎで親子が離れ離れにならないよう、居住地の提供で従業員家族が一緒に生活でき、会社に愛着を持って、さらに知識と知恵を伸ばして、会社の発展に寄与してもらえればと思っております。

——ありがとうございました。

SIAM KYOHWA SEISAKUSHO CO., LTD.
住所:523 Soi Onnuch 39, Sukhumvit Road, Suanluang, Suanluang, Bangkok 10250
電話:0-2721-4210-1 ファクス:0-2720-5202-3
Eメール:skyw@loxinfo.co.th
《newsclip》


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