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タクシン派が首相府前の集会を解散、非常事態宣言は継続

2009年4月14日(火) 20時06分(タイ時間)
【タイ】タクシン元首相支持派団体「独裁追放民主主義戦線(UDD)」(通称スーアデーン=赤シャツ)が3月 下旬から続けていた首相府前での集会の解散を決定、14日12時、一斉に引き揚げた。赤シャツのデモ隊が12日、アピシット首相を追って内務省の敷地内に 突入、首相車を破壊するなどの行動に出て、バンコク首都圏一帯への非常事態宣言を引き起こしていた。デモ隊は前日11日に東部パタヤ市でも、東南アジア諸 国連合(ASEAN)関連会議が開催されているホテルに乗り込み、パタヤ市に非常事態宣言を引き起こしていた(同日解除)。

 タクシン元首相派はこの数日でデモ行為を激化させ、一気にアピシット政権の退陣に持ち込もうとしたが、非常事態宣言の発令で軍が出動、都内各地の 道路封鎖を制圧されて120人以上のけが人と、メンバーの暴挙による一般都民の死者2人を出していた。一方で拠点とする首相府を包囲され、デモ参加者数や 物資補給を維持できなくなっていた。

 集会を率いていたUDD指導者のナタウット元政府報道官は、今回の解散が一時的なことであることを強調しつつ、これ以上の犠牲を出さないために、 「今はみな自宅に戻るように」と最後まで行動を共にしたメンバーを諭した。泣きながら解散を惜しむメンバーを前に、自ら涙ぐむ場面も。メンバーは12時に なると首相踏前を一斉に放棄、ラマ5世像前に陣取る軍と警察の荷物検査を受け、迎えに来たバスに乗って地方に戻っていった。

 首相府一帯は、治安部隊による火炎ビンなどの武器捜索が続けられ、未だ封鎖されている。地方ではデモ隊による路封鎖が散発。非常事態宣言の解除には至っていない。
《newsclip》


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