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理研とタイ・マヒドン大、遺伝子型解析システム使い臨床研究

2009年6月22日(月) 11時58分(タイ時間)
【タイ】凸版印刷、理研ジェネシス、独立行政法人理化学研究所の3者は22日、個人の遺伝情報に応じたオーダーメイド医療の実現に向け共同開発した小型遺伝子型解析システム「TPSA—003」をタイの国立マヒドン大学付属ラマティボディ病院へ貸与して試験運用を開始したと発表した。6月下旬からは理研が同大学と共同でTPSA—003によるエイズ治療薬の使い分けを検証する臨床研究に取り組む。

 理研ゲノム医科学研究センターは2006年12月から、マヒドン大学と共同で、エイズ治療薬の1つであるネビラピンの重篤な副作用(薬疹)を予測する遺伝子解析研究を行い、特定の遺伝子型を調べることで、薬疹の発症を非常に高い確率で予測できることを明らかにした。理研はこの研究成果を医療現場へ応用するためにマヒドン大学と共同で臨床研究を行い、エイズ患者の遺伝子型を測定し、医師がその情報をもとにエイズ治療薬を選択することで、副作用のリスクを回避できるかどうかを検討する。遺伝子型検査による医療費削減効果も調査する。

 エイズ感染者の発病や母子感染を防ぐためのエイズ治療薬は毎日服用しなければならない。タイでは比較的安価なエイズ治療薬ネビラピンを治療の第1選択薬としているが、副作用である皮膚や粘膜、目などの炎症(薬疹)の発症頻度が21%と非常に高いことが問題となっている。
《newsclip》


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