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ハードディスクドライブ製造

2009年6月29日(月) 12時58分(タイ時間)

Hitachi Global Storage Technologies (Thailand) Limited
武田 和也 氏 (Managing Director)
Mr. Nakorn Tangsujaritpun (Deputy Managing Director, Human Resources & Administration)

日立ブランドHDDを6割製造、現地化進むグループ最大の製造拠点

10年で記録容量100倍、技術革新著しいHDD開発

——グループ概要についてお聞かせください

 本社の日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は日立製作所と米国IBMコーポレーション(IBM)のハードディスクドライブ(HDD)事業部門の戦略的統合により2003年1月に設立、HDDの研究開発・製造販売・サポートを基幹事業としています。本社は米国カリフォルニア州サンノゼ市、従業員は全世界で3万3000人に達します。

——タイ現法の位置付けは?

 グループのHDD製造拠点は6カ国8カ所で、ほとんどが東南アジア諸国に集中しています。その中でもタイ現法の弊社はグループきっての製造拠点で、日立ブランドHDDの6割を製造。工場はバンコクから約140キロの東部プラチンブリ県に位置します。1997年にIBMのHDD製造拠点として設立、従業員数は約9500人です。

——御社を含めた大手HDDメーカーがタイに集中する理由は?

 投資委員会(BOI)に見られる政府の積極的な奨励が功を奏したということでしょう。豊かな労働力、技術の高さ、整備されたインフラなどにより、タイは世界最大のHDD製造拠点の地位を築きました。HDDは今や、タイでトップクラスの輸出産品です。2008年のHDD市場は年12%の伸び、中でも2.5型はノートブックの普及に後押しされ年28%の伸びを予想しています。

——技術進歩の目覚しさが印象的ですが?

 例えば弊社製品が主流としている垂直磁気記録方式は、それまでの面内磁気記録方式と比較してはるかに高い記録密度を誇りますが、このような新技術が開発されると記録容量は一気に増加します。記録容量は過去年1.2—1.3倍のペースで増えており、この10年では100倍にも達しています。

意識向上でより良い職場作りに注力

——HDDの中でも主力となる御社製品は?

 弊社では主に、2.5型と3.5型を製造しています。2.5型はノートブック、3.5型はデスクトップといったPCへの搭載で知られていますが、弊社製品はPCほか、カーナビやカーオーディオなどの車載機器や、DVDレコーダーなどのAV機器にも搭載されます。

——生産台数、売上高について

 日立GST全体で、昨年2007年は8950万台の55億6300万ドル、今年1—9月は前年同期比8%増6890万台、同10%増43億2200万ドルです。

——従業員の意識向上に力を入れているとのことですが?

 HDD製造は世界最先端の技術を駆使しつつ、手作業を必要とする事業です。どの業界も同様ですが、事業の要となるのはやはり人材育成です。弊社では現場、現物、現人の「三現主義」を基に、従業員にとって「楽しい職場」作りを続けています。職場が楽しければ仲間意識が高まって従業員が団結し、それが仕事への意欲や意識向上を促し、最終的に生産性や品質の向上につながります。その努力が実り、労働管理や環境保全などで、総理大臣賞をはじめとする多くの賞をタイで受賞することができました。

——今後について

 日立GSTは「日立」でありながら本社は米国にあり、「日本」にとらわれず、真のグローバル企業を目指しています。弊社も1万人近い従業員の中、日本人はわずか2人と、タイ現地化が進んでいます。そして従業員の半数以上はプラチンブリ県出身者で、地元にも貢献しています。今後も現地化の促進、地元への貢献、従業員が楽しく働ける職場作りに努めていきます。それが最終的に「和 誠 開拓者精神」という日立の創業精神につながり、業界ナンバーワンを実現すると信じています。

——ありがとうございました

住所:203, 205 Moo 7, Tambon Tha Tum, Amphur Srimahaphote, Prachinburi 25140
電話:0-3720-8700 ファクス:0-3720-8687
ウェブサイト:www.hitachigst.com
《newsclip》


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