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ピパット・アヌチャートラクン医師

2009年6月29日(月) 15時48分(タイ時間)
眼科医

 北部チェンマイ大学医学部卒。チェンマイ県ランナー総合病院、中部スパンブリ県スパミット総合病院勤務を経て現在に至る。専門は網膜疾患。

——ご専門の網膜疾患についてお聞かせください

 まず、加齢によって起こる網膜裂孔と網膜剥離があります。症状は、波状の小さな浮遊物や蚊のような物体が見えたり、閃光が見えたりします。40歳以上になると眼球の内部を満たすゼリー状の液体「硝子体」が収縮し、周囲の網膜を引っ張ります。こうして網膜がはがれたり(網膜剥離)、亀裂や穴が生じたり(網膜裂孔)するのです。小さな浮遊物の正体ははがれた網膜です。また、網膜が引っ張られる際の刺激が閃光となって見えることもあります。ボクサーなどが眼に衝撃を受けた際に見える閃光も、網膜裂孔の症状の可能性があります。強い近視の患者さんや水晶体の手術をした患者さんも網膜裂孔になりやすいようです。

 黄斑変性症(macular degeneration)は網膜の中央部分にできることが多く、ものが見えにくくなります。色覚能力が低下したり、盲点が生じたりするため、読書や車の運転、ものの識別が困難になります。危険因子は高齢、喫煙、高血圧、糖尿病、高コレステロール、遺伝です。

 医学部で眼科を修了した医師は基礎的な治療には向いていますが、網膜の病気は専門的な知識と高度な技術を持った医師と設備が必要です。かつて弊院では、網膜手術が必要な患者さんはバンコクの大病院へ移送するか、網膜の専門医をその都度招へいし、設備も借用しなければなりませんでした。白内障、緑内障といった眼の病気は医師と設備の到着を待って手術することも可能ですが、網膜裂孔、網膜浮腫、眼底出血、網膜剥離など網膜の病気は緊急に手術を施さなければ、患者さんは失明の危機にさらされます。このような状況を重く見た弊院は2006年に高度な技術に対応した眼科手術用の設備を導入し、常勤の専門医を置きました。

 東部の私立病院全体で網膜疾患の専門医がいるのは弊院だけ、国立病院全体では1人だけです。弊院では私を含めて2名の専門医が常駐し、毎日24時間体制を敷いて治療に当たっています。

——設備をご紹介ください

 弊院眼科センターは高度な技術と設備を備え、あらゆる眼疾患の治療に対応しています。一般的に、網膜手術用の導入コストは回収が思わしくないと言われています。高額の設備投資に対し、需要が少ないからです。しかし治療の可能性を拡大するために、弊院は専用の設備導入に踏み切りました。このような設備は画像を表示できるため、異常を発見しやすいのです。

——バンコク・パタヤ病院眼科センターのサービス内容をご紹介下さい

 眼の病気の治療と形成手術を行っています。また、近隣の病院を対象とした知識の集積地としての機能も備えています。検査では視力、眼圧ほか、眼の機能や状態を調べ、視野障害や異常を発見します。
——視野障害とは

 視覚のゆがみや白内障、緑内障、翼状片(白目が黒眼にかぶさる病気)、瞼裂斑(白目の隆起や斑点)、角膜乾燥症(ドライアイ)、鼻涙管閉塞、眼のかゆみ、充血、眼腫瘍、まぶたの異常、斜視などです。

——手術が必要な病気は

 水晶体を人工の眼内レンズと交換する白内障治療、眼筋を矯正する斜視治療、緑内障治療です。二重まぶた形成、まぶた下垂、まぶたのほくろ除去、ボトックス注入によるシワ除去など美容のための形成手術も行っています。レーザーを使った治療は緑内障や網膜裂孔に効果的です。また、かすみ眼治療には術後に眼内レンズを入れます。レーザーにはそのほか、近視、先天性の遠視、斜視治療の「レーシック」、視力障害に効果的な「スーパーサイト」があります。

——診察を受けずに放置しておいたら、どのような問題が起きるのでしょうか

 先に述べた網膜疾患にかかると、フラッシュのような閃光が見えたり、視界がぼやけたり、黒点や浮遊するホコリのようなものが見えます。これらは視力低下や失明の危険信号ですから、放置せずに医師の診察を受けて下さい。糖尿病や高血圧症を患っている患者さんは網膜症にかかると失明の危険が特に高いため、検査が必要です。

——ありがとうございました

301 Moo 6 Sukhumvit Rd., Km.143 Naklua Banglamung Chonburi 20150
Tel: 66 3825-9936, 66 3825-9999
E-mail : pipata@bgh.co.th
URL:www.bangkokpattayahospital.com
《newsclip》


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