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装飾部品・表面加工

2009年6月29日(月) 17時15分(タイ時間)
SEIKO IDP (Thailand) Co., Ltd.
堀内 宏志 氏 (Managing Director)
吉野 賢 氏 (General Manager)

装飾部品の製造販売を分社化

——御社設立の経緯をお聞かせください

 弊社はセイコープレシジョン(株)のタイ現法「SEIKO PRECISION (Thailand) Co., Ltd.(SPT)」が手掛けていた装飾部品の製造販売の引き継ぎ・事業拡大を目的に2007年7月に設立、翌08年4月に稼動しました。社名のIDPは、「Injection Molding」「Decorative Processing」「Multi-Colored Printing Process」を意味します。弊社はセイコーホールディングス(株)の直接子会社ですが、タイ国内の関連会社はSPTのほかに「SEIKO (Thailand) Co., Ltd.」があり、さらにグループ再編で今年10月より、セイコーインスツル(株)のタイ現法「Seiko Instruments (Thailand) Ltd.」が加わる予定です。

——装飾部品の製造販売が独立した理由は?

 弊社が手掛ける装飾部品は、グループで製造するクロック(置き時計)用の外装もありますが、ほとんどは自動車用内装やオーディオ用です。自動車産業の発展が著しいタイで装飾部品の将来性を重視、製造販売体制の一層の強化を目的として、分社化されました。

——具体的にはどのような製品を製造していますか?

 自動車用内装部品、カーオーディオ用外装部品、化粧品部品など、装飾を施したプラスチック部品の製造販売、および表面加工です。プラスチックを原料とする部品の金型製作、成形、水圧転写による装飾、塗装、組み立てとなります。自動車用内装部品の最終ユーザーは主要な日系自動車メーカー様ですが、直接納品をしているのはそれぞれのメーカー様の第一サプライヤーです。現在取引があるのは8社ですが、今後は既存のビジネスだけでなく異業種へのアプローチも行い、顧客数を増やしていきたいと思っています。

タイでは希有な水圧転写

——水圧転写とはどのような技術でしょうか?

 水面に浮かべた特殊フイルムを、水圧で部品に転写する技術です。木目、ヘアーライン、迷彩柄、カーボン柄など、種々なパターンを三次元の形状に印刷します。水圧転写の業務を行う企業は弊社を含めて数社のみで、タイでは貴重な技術です。特に弊社はSPTの金型部門との協力により、金型製作からプラスチック射出成形、水圧転写、塗装などを一括して行えるのが強みです。

——今回の不況の影響は?

 昨年後半からの世界的な経済危機の影響で、弊社の主要製品である自動車用内装部品は、在庫調整のための急激な減産を強いられています。そのような状況の中、先月に発表された今年通年の自動車生産台数は「前年比20%減108万台の見込み」というものでした。特に弊社製品が搭載される高級車は売れ行きがかなり鈍っており、厳しい状況が続くと見ています。先行きは不透明ですが、4月末までには在庫調整が終了、5月以降は前年比70%ほどまで回復する期待もあります。

——今後の事業拡大などについて

 厳しい状況である一方、急激な円高でタイ進出を検討している日系企業があることも確かです。今回の在庫調整が一段落した後には、新たに進出してくる企業の取り込みなどが可能と期待しています。当分は景気動向の見極めといった感じですが、工場拡張用の敷地は二期工事を見込んで購入済みです。2010年までには増設できればと考えています。

——売り上げは?

2009年度1億4000万バーツ、2010年度3億4000万バーツ、2011年度4億8000万バーツを目標としています。

——ありがとうございました

住所:91 Mo 3, Rojana Industrial Park, Banchang, U-Thai, Ayutthaya 13210
電話:0-3574-6694~7
ファクス:0-3574-6698
Eメール:kazu.iwama@seiko-idp.co.th
営業窓口:岩間 一浩 (いわま かずひろ)
《newsclip》


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