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タクシン派、恩赦求め300万人署名か 31日に集会

2009年7月30日(木) 12時56分(タイ時間)
【タイ】タクシン元首相支持派団体UDD(通称スアデーン=赤シャツ)は31日午後から深夜にかけ、バンコク都内の王宮前広場で集会を開き、タクシン氏の恩赦を求める署名活動の結果を発表する。UDD幹部は「300万人の署名を集めた」としており、8月7日にプミポン・タイ国王に提出する予定という。

 タクシン氏は国外滞在中の昨年10月、国有地購入をめぐる汚職で懲役2年の実刑判決を受け、以来帰国していない。

 UDDの署名活動に対しては、昨年末にタクシン派から現政権与党民主党に寝返ったネーウィン元首相府相派が反対活動を開始。同派のチャワラット内相は30日、署名取り消しのための窓口を設けるよう各県庁に指示した。タイのメディア報道によると、国王の諮問機関である枢密院も「王室を政治に巻き込もうとしている」として懸念を強めているという。

 UDDは4月に大規模な反政府デモに踏み切り、東部パタヤで行われていた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の会議場に乱入したり、バンコク都内の主要道路を封鎖、バスを燃やすなどし、治安当局により強制排除された。

〈タクシン・チナワット〉
1949年、北部チェンマイ生まれの客家系華人。中国名は丘達新。警察士官学校を卒業後、米国に国費留学し、刑法学博士号を取得。帰国後、警察に勤務するかたわら、官公庁へのコンピュータ・リース、不動産開発などを手がけ、1987年に警察中佐で退職。その後、携帯電話サービス、通信衛星などを展開するタイ通信最大手シン・グループを育て上げた。1995年に政界に転じ、1998年にタイラックタイ(タイ人はタイ人を愛する)党を創設。地方、貧困層へのバラマキ政策を掲げ2001年の総選挙で大勝し首相。 2005年2月の総選挙も圧勝、首相に再選されたが、伝統権力層との対立から、2006年9月の軍事クーデターで失脚し、公職追放処分を受けた。2007 年末の総選挙でタクシン派が勝利したため、2008年2月に帰国。 8月に出国し、不在中の10月に国有地購入をめぐる権力乱用で禁固2年の実刑判決を受けた。タクシン派与党は選挙違反で12月に解党され、これに伴い、タクシン派政権からネーウィン元首相府相派と中小連立4党が民主党に寝返り、民主党連立政権が誕生した。チナワット家のタイ国内の資産約760億バーツは凍結され、裁判で没収される可能性が浮上している。
《newsclip》


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