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600万人署名 タイ国王に元首相恩赦願い

2009年8月17日(月) 04時15分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、タクシン元首相派団体UDD(通称スアデーン=赤シャツ)は17日、バンコクの王宮前広場から王宮に行進し、タクシン氏の恩赦を求める約600万人分の署名を王室に提出する計画だ。行進の参加者は数千—数万人に上る見通し。警察は反タクシン派との衝突などが起きないよう、周辺に警官1500人を配置した。

 タクシン氏は起業家から政界に転じ、2001—2006年に首相を務めた。低額の医療制度、村落基金といった地方、貧困層向けの政策で人気があったが、2006年の軍事クーデターで政権から追放された。国外滞在中の昨年10月、国有地購入をめぐる汚職で懲役2年の実刑判決を受け、以来帰国していない。

 UDDの署名活動については、タイ政府や幹部官僚、国立大学の学長らが「恩赦願いを出すのは受刑者本人もしくは家族に限られる」「タクシン氏は刑に服していないため、恩赦の対象にならない」などと反対。国王の諮問機関でUDDと対立する枢密院も王室を政治に巻き込む動きとして懸念を強めているもようだ。

 UDDは今年4月に大規模な反政府デモに踏み切り、東部パタヤで行われていた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の会議場に乱入したり、バンコク都内の主要道路を封鎖、バスを燃やすなどし、治安当局により強制排除された。
《newsclip》


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