RSS

タクシン氏支持率44%、首相40% ABAC調査

2009年8月24日(月) 10時49分(タイ時間)
【タイ】タイの私立アサンプション大学(ABAC)が8月21—22日に17県の18歳以上を対象に行った世論調査(回答者1208人)で、アピット首相とタクシン元首相の支持率は2者択一でアピット氏39・8%、タクシン氏43・6%、「どちらともいえない」が16・6%だった。支持率は男性がアピシット氏36・7%、タクシン氏46・7%、女性がアピシット氏42・5%、タクシン氏40・8%。

 国家指導者としての評価は100点満点でアピシット氏が49・4点、タクシン氏が54・4点だった。アピシット氏は大卒以上の評価が高かった。

 ABACの調査では両氏の支持率は今年3月時点でアピシット氏50・6%、タクシン氏23・6%だったが、7月にはタクシン氏34%、アピシット氏32・9%と逆転。今回の調査で差がさらに広がった。

〈タクシン・チナワット〉
1949年、北部チェンマイ生まれの客家系華人。中国名は丘達新。警察士官学校を卒業後、米国に国費留学し、刑法学博士号を取得。帰国後、警察に勤務するかたわら、官公庁へのコンピュータ・リース、不動産開発などを手がけ、1987年に警察中佐で退職。その後、携帯電話サービス、通信衛星などを展開するタイ通信最大手シン・グループを育て上げた。1995年に政界に転じ、1998年にタイラックタイ(タイ人はタイ人を愛する)党を創設。地方、貧困層へのバラマキ政策を掲げ2001年の総選挙で大勝し首相。 2005年2月の総選挙も圧勝、首相に再選されたが、伝統権力層との対立から、2006年9月の軍事クーデターで失脚し、公職追放処分を受けた。2007 年末の総選挙でタクシン派が勝利したため、2008年2月に帰国。 8月に出国し、不在中の10月に国有地購入をめぐる権力乱用で禁固2年の実刑判決を受けた。タクシン派与党は選挙違反で12月に解党され、これに伴い、タクシン派政権からネーウィン元首相府相派と中小連立4党が民主党に寝返り、民主党連立政権が誕生した。チナワット家のタイ国内の資産約760億バーツは凍結され、裁判で没収される可能性が浮上している。



〈アピシット・ウェーチャチーワ〉
1964年8月、英ニューカッスル生まれ。英イートン校からオックスフォード大学に進み、哲学、政治学、経済学の学位を取得。タイ人で2人目の首席だったという。同大学で経済学修士号を取得後、タイのタマサート大学講師を経て政界入りし、1992年から下院連続当選。1995—1997年民主党報道官、1997—2001年首相府相(投資委員会など担当)、2005年から民主党党首。2008年末の政変で首相に就任。タイのチュラロンコン大学数学講師のピムペン夫人との間に1男1女。ニックネームは「マーク」。イートン校時代からロック好きで、好きなバンドはイーグルスからオアシスまで幅広い。両親はともに医者で、父親は副保健相を務めた。姉は医師、妹は2006年度東南アジア文学賞を受賞した作家。いとこの1人はタクシン政権(2001—2006)で閣僚を務めた。アピシットはタイ語で「特権」。
《newsclip》


新着PR情報