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〈タイ業界事情〉 インター校

2009年9月18日(金) 01時43分(タイ時間)

St. Andrews International School Bangkok

 インター校に通う日本人の子供が増えている。これまでは、「子供が大学を出るまで海外駐在が続きそう」といった海外生活の長さが、インター校を選ぶ際の必須条件になっていた。しかし最近は、数年で終わる海外生活であっても、選択肢の中にインター校が加わるようになってきた。帰国子女枠を利用することで、日本で受験していては「難しいかも知れない」と不安な大学も、志望校に選べるようになるからだ。最終目標によって入るべきインター校が決まってくるが、国際基準のプログラムを採用する学校であれば、万一の軌道修正の際もより安心だ。

 タイ国内のインター校が登録するインターナショナル・スクール・アソシエーション・オブ・タイランド(ISAT)の会員は75校。多くが米国式、英国式のカリキュラムを採用、中にはオーストラリア式やシンガポール式などもある。タイの子供たちは英国式を選ぶ傾向があるようだが、最近はオーストラリア留学も盛んであることから、オーストラリア式も多く選ばれているようだ。

 「子供がどこの大学に入るのか」「子供がどのような職業に就きたいのか」といった、具体的な未来予想図を描いて、初めて学校とカリキュラムを選ぶことになる。しかし小中学生の段階では、「そのころの駐在先はさすがに未知」「子供自身もまだ決められない」といった事情もあろう。そのようなときは、世界基準の総合的教育プログラムを採用するインター校に入学するのが安心だ。

 例えば「セント・アンドリューズ」は、国際バカロレア機構(IBO)の認可を得たIB認定校で、特定の教育システムにとらわれない。基本は英国式カリキュラム(British National Curriculum)で、高校過程のYear 10—11では国際中等普通教育証明書 (IGCSE)、その後の大学入試に向けてはYear 12—13で国際バカロレア(IB)ディプロマ・プログラムを選定している。詰め込み教育ではない、子供たちの想像力を高め、興味のある分野で才能を引き上げるといった教育方針だ。

 セント・アンドリューズに通う日本人女子生徒(Year 11=日本の高校1年に相当)は父親の駐在に伴って来タイ、インター校に通うことになった。「ずっと外国に住んでいるわけではないが、せっかくの海外生活だからインター校に通うことにした。大学は日本を考えている。有利な帰国子女枠を使えるから」と話す。これまでは「親の仕事ありき」で全てが決められていたのが、今は子供本人の考えでインター校を選べるようになっている。

 ただ、中学や高校の途中で日本帰国となると、全てをやり直すことになり、子供本人が多大な苦労を背負う。中学は何とかなっても、高校での途中帰国は致命的だ。このようなときは1人残してでも、インター校を卒業させるべきだ。

  子供の将来もさることながら、「子供に英語を話させたい」という素朴な親心もあろう。そもそもインター校は、英語を学ぶ学校ではなく、英語で学ぶ学校。そのため、ネイティブな英語がより必要となってくる。前述の日本人女子生徒も「セント・アンドリューズは、実は2校目のインター校。その前の学校は英語がタイ語訛りで、ネイティブな英語を学びたいと感じでいた」と、インター校に入るだけで英語が上手になるわけではないことを実感してきたようだ。

 英語上達には欧米系の生徒が多い学校が有利のようで、1年ぐらいで普通に会話をこなせるようになる。一方、日本人の子供が多いと助け合ってしまい、2—3年経ってもまだ話せない、という事態に陥ることもあるようだ。セント・アンドリューズの生徒数は570人、プラカノン通りソイ(プリディー・バノムヨン)20/1という、スクムビット通りから少し入っただけのロケーションで、おのずとスクムビット界隈の外国人の子供たちが多い。国籍で数えると30カ国以上、日本人は30人前後だ。

 「英語が不安」という日本人は多いが、実は英語圏以外の人間はアジア人でも欧米人でも、不安なのは同じ。入試の際に英語能力を確認、個々のレベルに合わせた授業を行っている。日本人女子生徒も、「日本の義務教育で学んできた英語で大丈夫だった」と話している。

 国際標準である英語で授業を学び、物事を考える。そして国際社会での役割を自覚し、国際人として活躍するために通うのが、インター校だ。

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St. Andrews International School Bangkok
住所:Pridi Banomyong 20/1, Sukhumvit Soi 71, Prakanong, Bangkok 10110
電話:0-2381-2387~8, 0-2391-4845 ファクス:0-2391-5227
Eメール:info@standrews.ac.th ウェブサイト:www.standrews.ac.th
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