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タイの無国籍少年、紙飛行機大会で健闘

2009年9月22日(火) 10時03分(タイ時間)
【タイ】19、20日に千葉市の幕張メッセで行われた「全日本折り紙ヒコーキ大会」に出場したタイ在住の無国籍の少年、モーン君(12)が団体戦で優勝、小学生の部の個人戦で3位入賞し、21日、タイに凱旋帰国した。
 
 モーン君はバンコクのスワンナプーム空港の到着ロビーにプミポン・タイ国王の写真を掲げて姿を現し、家族や学校の教師の出迎えを受けた。記者団に対しては、「大会で勝てて、そしてタイの皆さんに親切にしてもらってうれしかったです」と述べた。将来の夢は飛行機のパイロットになることだという。

 モーン君の今後について、タイのカラヤー科学技術相は青少年科学大使に任命するとともに博士課程まで奨学金を出す考えを明らかにした。一方、チャワラット内相はモーン君へのタイ国籍付与に慎重な姿勢を見せた。

 モーン君はタイ北部のチェンマイ生まれで、現在、チェンマイの小学校に通っている。両親はミャンマーからの出稼ぎ労働者。タイの紙飛行機大会で優勝したことから日本に招待されたが、タイ内務省に出国希望を門前払いされた。その後、学校の教師とともにテレビのトークショーに相次いで出演、困難な境遇にめげない健気な様子が同情を呼び、アピシット首相の介入でタイ外務省が特例で臨時旅券を発給した。

 タイは周囲を軍事政権のミャンマー、社会主義のラオス、内戦で疲弊したカンボジアという経済発展が遅れた国に囲まれ、この3国から100万人を超える労働者が流れ込んでいる。ほとんどは不法就労で、漁船や精米所、建設現場などの労働者、家政婦などとして働いている。
《newsclip》


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