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〈タイ業界事情〉 マーキングマシン、重量計

2009年10月9日(金) 01時33分(タイ時間)

J.T.T. Tech Co., Ltd.
森 山河 (もり さんが) 氏

 標識や部品表面に文字やロゴなどを彫刻するマーキングマシン。高価でメンテも面倒だった一昔前と比較して、最近はすっかり求めやすくなった。ほとんど外国製だが、修理や部品交換がタイ国内で可能に。生産ラインに乗せる工業用にとどまらず、アクセサリーへの彫刻など、小売店や個人向けの需要も急激に増えている。

 弊社はダンボール、プラスチック、PETボトルといった製品面・包装面にバーコードや賞味期限を印字する工業用インクジェットプリンター、製品や車両などの重さを測る工業用重量計の販社。日本での設計、台湾・中国での製造といった、高品質・低価格の製品をそろえている。インクジェットプリンターは例年100台以上の注文を受けているが、昨秋以降は金融危機のあおりで多少売り上げを落としている。

 今年に入って売り上げが伸びているのが、自動車用の重量計だ。道路保守や事故防止を目的に、政府がトラックの積載量を規制、国内各地の道路沿いに計量所を設けている。重量オーバーに対して罰則が設けられているため、最近は企業や業者が重量計を購入し、事前に計量するようになった。興味深いのは、工業分野より農業分野での需要が多いことだ。

 重量計の大きさ、地盤の強弱によって変わるが、受注から納品・設置・検査まで1カ月ほど。価格は30万—50万バーツ。タイでは日本製、欧米製、タイ製などさまざま製品が売られているが、弊社は日本での設計、中国での製造といった製品を取り扱っている。今年は受注ベースで前年比15%増の1000台規模に、来年は30%増を狙う。

 マーキングマシンは昔からタイでも出回っていたが、高価な精密機器であるため気軽に購入することができず、外国製なので修理の際は国外に送ったり部品を外国から取り寄せたりしなければならず、メンテに時間と手間がかかっていた。最近は技術の進歩で価格がだいぶ下がり、外国製といえども普及に伴ってメンテも容易になってきている。工業用に限らず、土産物屋でアクセサリーやライターなどにデザインを彫り込むなど、一般消費者向けのサービスにも利用されるほど、気軽な製品となった。

 弊社が取りそろえているのは、標識、プレート、バッジ、部品などに社名、ロゴ、製品番号といった彫刻を施す工業用から、前述の宝飾品、キーホルダー、ライターなどといった小売店・一般消費者向けの簡易タイプまでさまざま。主にフランスGravograph製を取り扱っている。

 PCに接続し、専用ソフトでグラフィックを製作する。カッターはダイアモンドヘッドで、静かなモーター式スピンドル。オブジェは金属、プラスチック、PVCなどほとんど全ての材質に対応。大型タイプは台座を変えることにより、最大1メートル四方の彫刻が可能だ。コンパクトな設計なので、既存の生産ラインに乗せることができ、さらにGravograph製なら日本語にも対応している。

 タイのマーキングマシンの市場はまだまだ小さく、年間1000台規模といったところだが、今度は急速に需要が増えていくと期待している。景気も底打ちが感じられるようになったため、今年第4四半期以降、本格的な売り込みを考えている。年内10台、来年50台が現時点での目標だ。

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