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タイの日本人男児バラバラ殺人 タクシー内で発砲、金品狙いか

2009年10月20日(火) 10時00分(タイ時間)
【タイ】バンコク郊外の2カ所で女性の死体と男児のバラバラ死体が見つかった事件で、タイ警察は13日に自首したタクシー運転手のタイ人男を殺人、監禁、窃盗などの容疑で取り調べている。

 男はシリポン容疑者(40)。調べによると、容疑者は11日、日本からタイに帰国したタイ人女性のスナンさん(38)、スナンさんとタイ人男性の娘のピチャヤーさん(13)、スナンさんと日本人男性の息子の牧野翔君(4)の3人をバンコク東郊のスワンナプーム空港でタクシーに乗せ、別の場所に移動した後、車内でけん銃を撃ってスナンさんと翔君を殺害、ピチャヤーさんにけがを負わせた。スナンさんの死体はバンコク北郊のパトゥムタニ県の空き地に、翔君の死体は近くのアパートでバラバラに切断した後、別の場所に捨て、ピチャヤーさんはアパートに監禁した。また、スナンさんが所持していた高級腕時計、金のネックレスなどを奪った。その後、母親らに相談し、自首した。

 容疑者は動機について、「交際相手のスナンさんに別の男性を殺害するよう依頼された。断ったところ、ののしられ、かっとして銃を撃った」などと話している。ただ、ピチャヤーさんは、容疑者がタクシーを止め、後部座席にいた3人にいきなり発砲したと証言しており、警察は金品目当ての犯行という見方を強めている。
 
 スナンさんはタイ人の前夫との間にピチャヤーさんをもうけた後、日本に渡り、日本人男性と結婚して翔君が生まれた。1年ほど前にバンコク都内にマンションを購入したが、日本に滞在することが多く、住んでいたのは数カ月ほどという。同じマンションに住む日本人男性はスナンさんについて、「よく知らないが、息子さんらしい男の子に日本語で話しかけているのをみたことがある。子供は可愛らしくて、近所の人にかわいがられていたようだ」と話している。

 今回の事件は幼い男児のバラバラ死体が発見されたことから始まり、タイ国民の注目を集めた。シリポン容疑者が日本風の刺青をしていたことから、容疑者が日本の暴力団構成員という憶測も浮上し、テレビニュースで山口組など日本の暴力団の説明が流れる一幕もあった。タイ警察幹部はこうした報道について、「容疑者の刺青はバンコクの王宮前広場で入れたものだ」として、暴力団関与説を否定している。
《newsclip》


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