RSS

ASEAN関連首脳会議閉幕、中国が巨額支援約束

2009年10月26日(月) 02時53分(タイ時間)
【タイ】バンコクの南約200キロのフアヒンとチャアムで23—25日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議が開催され、ASEAN各国のほか、日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドの首脳が参加した。懸念されたタイのタクシン元首相支持派によるデモ、暴動は起きなかった。

 一連の会議では、ASEANの人権擁護・監視に取り組む政府間人権委員会の設立が決まったほか、食料安全保障とバイオエネルギー開発に関するASEANプラス3協力に関する声明を採択。また、中国の温家宝首相がインフラ開発などASEAN支援に基金と融資で250億ドルを提供することを表明した。温家宝首相はタイのアピシット首相との会談で、タイの鉄道網への投資に関心を示した。

 鳩山首相は東アジア共同体構想について説明し、議長国のタイなどが、長期的目標として様々な分野で協力を積み重ねていくことが重要と発言した。鳩山首相はまた、日米同盟を基軸とし、アジア外交では過去を直視し、未来志向の関係を構築すべく協力したいと述べた。

 一方、カンボジアのフン・セン首相は2006年のタイのクーデターで追放されたタクシン元首相について、「経済顧問に起用したい」「タクシン氏は政治犯であり、カンボジアを訪れても、タイからの身柄引き渡し要求には応じない」などと発言。アピシット首相は「フン・セン首相は(タクシン氏)に関する正しい情報を得ていない」と抗弁した。

 ASEAN関連の首脳会議は昨年12月にバンコクもしくはタイ北部チェンマイで開催される予定だったが、タイの政局混乱を受け、日程、開催地が度々変更された。ASEAN首脳会議は2月下旬にフアヒンで開かれ無事終了したが、4月中旬にタイ東部のパタヤで開催されたASEANと日中韓などの首脳会議は会場のホテルにタクシン元首相支持派のデモ隊が乱入し、各国首脳がヘリコプターで脱出、会議は中止された。
《newsclip》


新着PR情報