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破たん銀行の謎、カギ握る容疑者がタイに

2009年11月1日(日) 16時53分(タイ時間)
【タイ】巨額の横領容疑でカナダからタイ当局に身柄が引き渡されたインド人投資家のラケシュ・サクセナ容疑者が31日、タイに到着し、こう留された。

 サクセナ容疑者は1996年に経営破たんしたタイの銀行、バンコク・バンク・オブ・コマース(BBC)の元顧問で、同年、カナダで逮捕された。タイへの身柄引き渡しを拒み、裁判で争ったが、29日にカナダ最高裁が上告を棄却した。

 BBCはタイ王室の流れを引く名門行。オーナー一族の身内向け融資で1980年代に経営が悪化し、再建に向け、80年代後半にサクセナ容疑者を顧問に迎え、武器、政治家がらみの不正取引や架空融資などにのめりこんだ。不正融資は合計800億—1000億バーツに上るとみられる。

 タイの英字紙ネーションはBBCから融資を受けていた有力者として、タイのスチャート元下院副議長(融資額40億バーツ以上)、連立与党プームジャイタイ党の領袖であるネーウィン元首相府相、サウジアラビアの武器商人アドナン・カショーギ氏(同33億バーツ)らの名前を挙げている。

 アピシット首相はBBC事件について1日、事件から長い年月が経過しており、犯人すべてを処罰するのは困難という見方と示した。
《newsclip》


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