【タイ】タイのタクシン元首相支持派は11月29日—12月2日に予定していたバンコクでの反政府集会の日程と場所を変更する。28日正午から民主記念塔ロータリーにステージを設け集会を始め、30日—12月2日にはアナンタサマーコム宮殿周辺まで展開する。2日からプミポン国王誕生日の5日まではいったん集会を中断し、6日以降再開する予定。集会の時期、場所は反タクシン派を刺激するとみられる。
タクシン派はタクシン政権を追放した2006年9月のクーデターの首謀者として、プミポン国王の側近であるプレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)、スラユット枢密顧問官(元首相、元陸軍司令官)らを名指しし、枢密院などの保守勢力が軍や司法の一部を動かし民主主義を破壊したと主張している。一方、現政権など反タクシン派はタクシン氏の王室に対する不敬、汚職疑惑を糾弾し、両陣営の非難合戦が続いている。
こうした中、国外逃亡中のタクシン氏は11月上旬に公開された英タイムズ紙のインタビューで「立憲君主制を厳格に運用するタイ王室改革が必要」という認識を示した上、王位継承に言及。さらに隣国カンボジアと結んでタイの現政権に揺さぶりをかけた。タクシン氏はインタビュー内容がわい曲されたと主張しているが、タイには不敬罪がある上、「タイ人にとってプミポン国王は神も同然」(タクシン氏)で、タイ国内では「タクシン氏は退路を絶った」(タイ英字紙ネーション)という見方が専らだ。
プミポン国王は例年、誕生日前日の4日に国民向けの演説を行う。国王が意思を示す数少ない機会として、タイ国民から重視されているが、昨年は体調不良で中止された。国王は9月から長期入院中で、今年も演説が行われるかどうかは不透明だ。
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