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2日で覚せい剤90万錠押収 深刻なタイの麻薬汚染

2009年11月25日(水) 14時02分(タイ時間)
【タイ】タイ警察は23日、中部ナコンサワン県の路上検問でピックアップトラックに積まれた覚せい剤約78万錠(2億バーツ相当)を押収し、トラックに乗っていた男2人を逮捕した。容疑者は取り調べに対し、北部チェンマイからバンコク郊外のショッピングセンターに覚せい剤を配達する途中だったと認め、今回が2度目の配達だったと供述している。「配達料」は1回50万バーツという。

 警察は24日夜にも、バンコク郊外の路上検問で乗用車に乗った男2人を逮捕、車内に隠されていた覚せい剤約10万錠を押収した。

 タイでは過去数カ月、数万—数十万錠単位の覚せい剤摘発が続いている。摘発されたのは氷山の一角とみられ、麻薬汚染の深刻化が懸念されている。

 タイは過去20年で国内の大規模なケシ畑をほぼ撲滅したが、ミャンマー、ラオスといった近隣国から大量の覚せい剤、ヘロインなどが流入し、麻薬問題を解決できずにいる。2003年には当時のタクシン首相が「対麻薬戦」を宣言し、10カ月間に麻薬容疑者約9万人を逮捕、覚せい剤4000万錠などを押収したほか、警察発表で麻薬密売人1300人が「同士討ち」で死亡した。死者は一説には3000人以上と言われ、超法規的処刑として国際社会の批判を浴びた。「対麻薬戦」は国内では支持され、麻薬汚染は一時改善したが、その後の政局混乱などで取り締まりが緩み、国内の麻薬中毒患者は2003年の46万人(タイ政府推計)から昨年は60・5万人に増えた。
《newsclip》


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