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レムチャバン港の化学物質流出、ターミナル運営は日系合弁

2009年11月28日(土) 18時10分(タイ時間)
【タイ】タイ最大の港であるレムチャバン港(東部チョンブリ県)で25日夕方から26日にかけ、大量の過硫酸ナトリウムがコンテナから流出し、港の作業員や周辺の住民数十人が吐き気や目の痛みを訴え、病院で治療を受けた。このうち胸の痛みなどを訴えた女性(54)が搬送先の病院で死亡した。女性は心臓の持病があり、死因は明らかになっていない。

 事故があったのは丸紅、上組、シンガポールのPSAの合弁会社イースタンシー・レムチャバン・ターミナル(ESCO)が運営するB3ターミナル。警察はコンテナの取り扱いに問題があった可能性があるとみて、ESCOとタイ港湾公社(PAT)に詳しい事情を聴く方針。

 タイ東部は臨海工業地帯として自動車、化学など産業の集積が進む一方、公害が大きな問題となっている。チョンブリの隣県ラヨンでは今年9月、深刻な環境汚染が起きているとした原告住民の訴えを受け、タイ中央行政裁判所が石油化学などの76事業、総投資額3000億バーツ超について、違憲かどうかの判決を下すまで一時凍結するよう命じた。今回の事故はこの裁判と直接関係はないものの、「(住民の)信頼を失わせた」(アピシット首相)とみられ、今後の環境保護運動に影響を与える可能性がある。
《newsclip》


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