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中国敗兵が育んだタイの茶畑

2010年2月16日(火) 21時02分(タイ時間)

 タイ北部チェンライ県の山奥の村「メーサローン」は、中国内戦で共産党と戦いを続けていた国民党第93師団が逃れてきた地。タイ政府も反共政策の一環としてとどまらせたことで知られている。

 彼らは世代交代した現在でも、中国人そのものの生活を続けており、といってもこの10年でタイ人観光客が押し寄せてタイ語が氾濫し(以前は漢字ばかりだった)、米国文化のセブンイレブンまで出来てしまっているが(以前は市場と茶屋しかなかった)、それでもまだまだ中国を感じる村。

 93軍がメーサローンに持ち込んできたものは、「サクラ」と「お茶」。桜は毎年12—1月ごろに咲き、新年にサクラ祭りが開催されるが、咲かない年もある。今年も咲かなかった。現地の人は、「暖かいと咲かない」という。サクラと呼ばれているが、日本のそれとは種類が違い、ウメに近いらしい。

 お茶の方は輸出産業になるほど栽培が盛んで、いつでも見られる。葉は日本のような繊細さはないが、遠目に見れば立派な茶畑。後景の枯れた山はいかにもタイらしいが。

 最近の緑茶ブームに乗じてか、緑茶も3袋100バーツと安く売られている。中国茶らしい丸っこい茶葉で、味も緑茶に似せた中国茶という感じ。
《newsclip》

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